ユーロ圏・11月消費者物価指数

上振れは織り込み済みか
昨日は、NY市場は感謝祭の休日でしたが、欧州時間に動きがありました。

発表になった独ザクセン州のCPI(消費者物価指数)が前月の+1.1%から+1.4%に上昇したことから、ユーロ買いが強まりました。その後に発表になったブランデンブルグ州分のCPIも+1.2%から+1.3%へと上昇し、ドイツ全体のCPIも前月の+1.2%、予想の+1.3%に対し+1.6%と強い結果でした。

ユーロ買いが強まったのは、今日発表のユーロ圏・CPIが、ユーロ圏最大の経済圏であるドイツのCPIの上昇で上振れる、との見方からです。ユーロ圏・CPIは先月の結果が+0.7%だったことで、急速にECBの追加利下げ観測が強まった指標です。昨日のドイツ各州および全体のCPIが上振れしたことで、今日のユーロ圏の数字も上振れすれば、先月とは逆に追加緩和観測が弱まるとの見方です。

ただ、昨日の動きから、今日の数字の上振れはある程度織り込まれてしまっている、と考えられますので、実際に予想の+0.8%を多少上回る結果となったとしても「Buy the rumor,Sell the fact」(噂で買っ事実で売れ)の動きとなってしまう可能性が高い、と予想できます。もちろん1%越えというような強い結果なら、そうはならず素直にユーロ買いになる可能性もあります。

逆に予想通り、あるいは予想以下、ということになると昨日買ったユーロを売る動きとなって、ユーロが反落すると予想できます。