来週が天王山

処分に手間取った個別VS強かった指数
今回の市場で多くの方が「儲かった気がしない」「日経平均14000円で買った株が利食いにならない」という言葉をよく聞く。昔から十一月は本来指数が強く、個別株は少し時間がかかったものである。このアノマリーを先週紹介したが、今回は特に遅く月替わり局面で期待値が高く、逆に買い過ぎから思ったように動かないイライラで月替わりに換金売りが出たことが遅効的になった要因。それに十一月はSQまで立会は五日、十二月は二週間丸々あることで、それに備えるスタンスやポジション取りも違ったんであろう。個人投資家は儲からなくて当たり前で、ここからが個人投資家の腕の見せ所。

だから、定石的な買いがなかなか実を結ばなくて、ビギナーズラック的な「来年は上がるから買い」が成立しやすく、来週も冒頭はそういう雰囲気があると思われる。しかし、アノマリー通りミクシィなど個別株が実は動き出しており、来週は両方、または、物色対象の入れ替えが始まる可能性が高い。最初運用者がコア銘柄を仕込むために総体的に強くなるのであるが、それが済んだ瞬間、新規投資として指数をこの水準から運用者としてメインとして取り上げるかどうか疑問。

いや、指数が上がらないというのではなく、運用者として指数という物だけで運用した場合、個人の特異性が無く平坦化してしまう運用成績では自分が嫌になってしまう。その発想は筆者の経験則からであり、つまり、幾分は分散型投資になる可能性があるのでは?その時に悪役になっている小型成長株というのは面白い存在。

3674オークファンは十月二十三日を境に一方的に下落。市場評価も高く仕手性もあるから個人投資家には人気がある。多くの小型成長株が大株主の税金対策として換金され、そうした流れに資本増強をもくろむファイナンスとかも多い。成長過程になると資本政策がまず大事だから。しかし、それは過去から成長を成し遂げた企業には良くあることであり、同社は次世代の「オークション」という市場を牛耳る可能性がある。こうした低迷時に少しずつ年末に向かって拾うのが基本で高い時は買う必要はない。