<株式トピックス>=外国人積極買いの背景に1株利益の上昇

 29日の東京株式市場は、短期間での急上昇の反動もあり、利益確定売りが先行した。日経均株価終値は、前日比65円安の1万5661円と反落。ただ、前日は大幅高にも関わらず2兆円を割り込んだ東証1部の売買代金は、きょうは2兆1536億円と2兆円を上回った。また、後場に入って日経平均株価は一時、前日比200円を超える下げとなる場面もあったが、大引けにかけ引き戻した。
 ここにきて、一気に株価が上昇し年初来高値を更新した背景には、高水準の海外投資家の買い越しがある。海外投資家は11月第2週(11~15日)に日本株を1兆1721億円と強烈に買い越した。週間ベースの買い越し額では、日銀が4月4日に異次元の金融緩和を決定した翌週(8~12日)の1兆5865億円に次いで過去第2位。さらに、28日に東証が発表した11月第3週(18~22日)も海外投資家は6476億円と4週連続の買い越しを継続している。
 市場関係者は「強烈な外国人による買い越しの背景には、まず米国など自国株式市場の好調さが挙げられる。さらに、注目したいのは日本株のEPS(1株当たり利益)の上昇だ。日経平均株価225種採用企業の今期の予想EPSは足元で約980円にまで上昇している。もし、PER17倍まで買ったとすれば、1万6660円ということになる。外国人投資家もこのあたりを判断して、割安感の出ていた日本株買いに踏み切ったのではないか」としている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)