ご祝儀相場に関する考察=中原

ご祝儀相場に関する考察
ご祝儀相場というものを、ご存じでしょうか?

ご祝儀相場:
年明け最初の立ち会いである大発会や、年末最後の立ち会いである大納会にご祝儀の意味を込めた買いが入り、株価が上がることを指す。その他、新規公開株などでもよく見られ、今年は東京五輪決定のご祝儀相場も見られた。

12月に入ったことですし、今回は「ご祝儀相場が果たして本当に儲かるものなのか?」という疑問を徹底的に検証し、考察してみようと思います。

では早速、「ご祝儀相場」を活用した投資法の一例をご紹介します。

投資法は極めてシンプルで、
「年末最後の大引けにて買い→年明け最初の寄付にて手仕舞い」
というものです。

年末の最後の大引けでは、以降しばらく売買ができないことから多くの株式が手仕舞われ、年明けに買い戻されるという現象がよく見受けられます。来年に入ってからは税率も上がることですから、年内に利益確定をしたい方も多いはず。この心理を逆手にとり、年末年始に株式を持ち越すことによって「お年玉」を手にしてやろうという試みです。

それでは、検証結果を見てみましょう。

2012年:取引回数290回、勝率99.66%、期待値3.38%
2011年:取引回数143回、勝率95.10%、期待値1.36%
2010年:取引回数185回、勝率98.38%、期待値1.29%
2009年:取引回数202回、勝率82.67%、期待値0.62%
2008年:取引回数151回、勝率100.00%、期待値3.57%
2007年:取引回数280回、勝率24.29%、期待値-2.16%
2006年:取引回数328回、勝率86.59%、期待値0.73%
2005年:取引回数488回、勝率91.19%、期待値1.70%
2004年:取引回数228回、勝率50.88%、期待値-0.15%
2003年:取引回数133回、勝率96.99%、期待値1.65%
2002年:取引回数88回、勝率94.32%、期待値1.86%
2001年:取引回数102回、勝率87.25%、期待値1.96%
2000年:取引回数97回、勝率79.38%、期待値1.83%

対象市場:東証一部、二部、マザーズ、JASDAQ
対象銘柄:株価100円以上、直近売買代金10億円以上

2004、2007年末を除き、全ての年でご祝儀相場は有効だということが分かります。

私自身も驚きを隠せないような検証結果ですが、負けている年を含めても80%の確率で「お年玉」を手に入れられたようです。

大人になってからは支払うばかりのお年玉。相場は気まぐれなので必ずしも貰えるわけではありませんが、年末ジャンボ宝くじを買うよりはずっと賢明なのでは?