“大きな過熱感”は依然見られず…!

値幅こそ小さいものの、やはり“揺れ動き”だった先週末…
※ご注意:予想期間は12月3日と表示されていますが、本日(2日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 流動性が低下しやすいブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)ということもありますが、先週末は「リスク選好の円売り」「株高のポジション調整」に揺れ動く展開でした。

 まず102円台へと乗せた前日の流れを引き継ぐ形で、東京タイム序盤には次の上値目標(5/29高値:102.523円)を突破する続伸を見せました。しかしポジション調整の動きから日経平均が反落すると、欧州タイム序盤には102.10円手前まで下値を拡大しています。ところが2.76%台へと上昇した米国債利回り(国債価格は下落)につれる形で値を戻し始めると、ロンドンフィックスには102.50円手前へと反発しました。もっとも順調に値を伸ばしていたNYダウが利益確定売りから反落すると、NYタイム終盤にかけてジリジリと値を削るなど、大きな動きではないものの、上を下へと揺れ動く展開で先週の取引を終えています。
“大きな過熱感”は依然見られず
 こうして週明けを迎えたわけですが、「リスク選好の円売り」は引き続き台頭しやすいと考えられるところです。

 値位置が値位置ですので“調整への懸念”は今後もついて回りますが、ここに至っても“大きな過熱感”は見られておりません。このためいわゆる「売りやすく」「買いづらい」様相になっている中で“上値は押さえられやすい”が“下値の堅さを再確認する度に踏み上げられる”といった動きにつながりやすい局面ともいえます。
ただしNYタイムはISM製造業景気指数次第
 本日は今週最大のイベント(米雇用統計・6日)の前哨戦第1弾とされる、ISM製造業景況指数が予定されていますが、「12月FOMC(米連邦公開市場委員会・17-18日)でのQE縮小はない(見送り)」との見方がマーケットのコンセンサスとなっているだけに、よほどのサプライズでもなければ「同発表を期に大きく揺れ動く可能性は低い」と考えるのが自然となります。
やや一服感が漂うだけに、本日も“揺れ動き”…?
 米感謝祭(サンクスギビングデー)を終えたことで、マーケットにはやや一服感が漂いつつあります。このため“上値の重さ”から下値を窺う可能性もある中で、先週末の調整局面でもしっかりと102円台で支えた感が見られます。もう一度“下値の堅さを確認”して、先週末高値(102.607円)ならびに103円ラインを窺う展開を想定しておきたいところです。ただし過熱感台頭の目安となる“にわか上値期待”が大きく増大しないということを、確認しながらですが・・・。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.564(5/23高値)
上値4:103.121(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:103.000(大台)
上値2:102.864(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:102.607(11/29高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:102.400
下値1:102.118(11/29安値、ピボット1stサポート)
下値2:102.049(11/26~11/29の38.2%押し、大台)
下値3:101.935(11/28安値、11/25高値水準)
下値4:101.877(11/26~11/29の50%押し、ピボット2stサポート)
下値5:101.704(11/26~11/29の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:34 ドル円 抵抗・支持ライン追加