<私の相場観>=三木証券・商品副本部長 高橋 春樹氏

 日経平均株価が約半年ぶりに年初来高値を更新した。注目なのは日本株のEPS(一株当たり利益)の上昇だ。日経225種採用銘柄の今期の予想EPSは足もとで約980円まで上昇。もし、PER17倍まで買えば、1万6660円となる。市場は既に来期のEPS1000円乗せを視野に入れており、外国人投資家の大幅な買い越しの背景となっている。

 年末に掛けて、上値も下値も徐々に切り上がり、来年初は、日経平均株価1万6500円を軸に推移しそうだ。

 円・ドル相場は、米国のマクロ経済指標に連動して動くパターン。今週は、景況感や雇用関連の重要指標が相次ぐことから、好調な内容ならば、一段の円安が進行し、株価の下支え要因となる。

 個別銘柄では、IHI<7013.T>に注目。アジア、中東などを中心に、航空機需要が高まるなか、同社の瑞穂工場(東京都)が、IATA(国際航空運送協会)も認める世界有数の航空機のオーバーホール拠点であることが材料。このほか、業績絶好調の富士重工業<7270.T>、キャッシュフローが豊富な積水化学工業<4204.T>にも注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)