<話題の焦点>=家具業界、駆け込み需要本格化へ 消費増税を意識し虎視眈々

 10月1日、消費税率が来年4月以降5%から8%へ引き上げられることが正式に決まった。

 消費増税による駆け込み需要では、マンションや住宅への波及がみられ、つれて家具の購入につながることが予想される。1998年の増税時にも、年明けから春先にかけ駆け込み需要がみられた。増税前に、虎視眈々と戦略を練る家具各社に聞いた。

 大塚家具<8186.T>によれば、「来年4月の増税を意識した顧客が早めに動いている印象を受けている。現時点で、駆け込み需要による売り上げ増加の比重は大きくはないが、年明けから本格的に駆け込み需要の影響を受けていくと見ている」(広報部)としている。

 また、円安で原材料費の高騰による影響もあるものの、アベノミクスにより消費者心理が好転している点はプラス材料といえる。良品計画<7453.T>では「円安により、コストは上がってはいるが、消費者心理も少し明るい印象が出始めていることも事実」(企画課)。

 一方、島忠<8184.T>では「円安要因はコスト高につながることからマイナス要因。景況感は確かに好転しているが、商品によって、販売価格を据え置くなどの措置をとっていることから影響は限定的となる」(商品課)としている。

 駆け込み需要は、現時点で少しずつ始まっていることは各社共通している。家具の特需は、年明けごろから本格化しそうだ。

◆駆け込み需要が期待できる家具関連銘柄

銘柄(コード)   今期営業増益率   決算期     株価      PER

遠藤照明<6932.T>   ▼47.2  2014年3月   2204   10.37
良品計画<7453.T>    17.9  2014年2月  10680   21.04
島忠<8184.T>       5.6  2014年8月   2290   12.18
大塚家具<8186.T>     1.4  2013年12月  1069   19.81
ニトリHD<9843.T>    2.4  2014年2月   9520   13.8

※株価は11月28日終値(単位:%、倍)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)