またしても“にわか上値期待”急増! - となると“一旦、足踏み”?

103円台へ到達…
※ご注意:予想期間は12月4日と表示されていますが、本日(3日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 いよいよ103円台へと突入…。「週末の米雇用統計待ち」を囃す声も聞かれたものの、引き続き、昨日も上値を拡大していきました。

 「日銀追加緩和への思惑」に欧米勢が敏感に反応したことが直接的な要因ですが、ISM製造業景気指数が2011年4月以来の水準へと改善する好内容となったことも、米長期金利を一時2.806%へと押し上げて、こうした動きを後押ししました。この影響で欧州タイム序盤には早くも先週末高値(102.607円)を突破し、103円手前に展開していたオプション絡みの防戦ドル売りオーダーを吸収したNYタイム序盤には、103円台へと駆け上っていきました。

 さすがにNYダウも70ドル超の下落を見せたこともあり、また103円台では利益確定売りも入ったことで102円後半へと押し戻されましたが、それでも“下値の堅さ”が窺わせながら東京タイムへとつないでいます。
年初来高値(5/22:103.726円)は目前…
 このため本日は“下値の堅さを確認”し“再び上値を目指せるか?”がポイントになってくると見られるところです。

 昨日のNYダウ下落は「金融緩和を背景とした株高は一服」との見方を一部で台頭させていますが、一方で103円台へ乗せた円安は日経平均には追い風となります。このため堅調推移が期待されており、「“下値の堅さを確認”して“再び上値を目指す”」といった流れになりやすいと考えられるところです。そうなると年初来高値(5/22:103.726円)が目前に迫っていますので、思惑はより傾斜していくと考えるのが自然ということになります。
しかし“にわか上値期待”も増大中…
 ただし気をつけておかなければならないのは、103円を突破したことで「年初来高値が射程圏」「年初来高値更新を窺う展開」という“にわか上値期待”がまたしても増大してきていることです。過熱感台頭の目安となるこの“にわか上値期待”は、これまでも度々台頭しては、その都度“一旦の足踏み”を演出してきました。
“下値は堅い”が“もう一度の足踏み”?
 “103円ライン手前に展開していたのと同等あるいはそれ以上”とされるオプション絡みの防戦ドル売りオーダーが、昨日高値(103.123円)のすぐ上(103.15~103.25円)に展開しているとの話もあります。現在の流れからは“下値は堅い”と考えるのが自然ですが、“上値も押さえられて”“もう一度の足踏み”という動きを、本日に関しては想定しておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.000(大台)
上値4:103.726(5/22高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:103.564(5/23高値)
上値2:103.293(ピボット1stレジスタンス)
上値1:103.123(12/2高値)
前営業日終値:102.912
下値1:102.607(11/29高値水準)
下値2:102.368(11/26~12/2の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値3:102.227(12/2安値)
下値4:102.118(11/29安値、11/26~12/2の50%押し)
下値5:101.935(11/28安値、11/25高値水準、11/26~12/2の61.8%押し、大台、ピボット2stサポート)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:59 ドル円 抵抗・支持ライン追加