“にわか上値期待”が残存する状況では…!?

「株安の連鎖」が為替にも波及…
※ご注意:予想期間は12月5日と表示されていますが、本日(4日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 “にわか上値期待”の増大から“上値は押さえられる”といった展開は想定していましたが、まさかここまで下げるとは…。「株式市場で発生した利益確定売りの連鎖」につれる形で、昨日は「為替市場にも利益確定売り」が入りました。

 東京タイム中盤までは順調に上値を伸ばしたドル円でしたが、日経平均の伸び悩みにつれて次第に上値が押さえられていきました。そして「欧州(独DAX等)‐米国(NYダウ)‐日本(日経225先物)」と利益確定売りから株安の連鎖が発生すると、これが為替市場にも波及していきました。
欧州タイム序盤に加速、NYタイム中盤には102円割れ!
 この流れが加速しはじめたのは、140円乗せを示現したユーロ円に調整売りが入った欧州タイム序盤でした。「一旦の上値達成感」と「利益確定売り」が相俟ったことで調整幅は大きくなりやすく、これが他通貨ペアへ次々と波及していったからです。こうしてドル円も次第に下げ幅を拡大させていき、NYダウが149ドル安を見せたNYタイム中盤には102円割れ(101.978円・Bid)まで売り込まれました。その後はNYダウの下げ渋りと共に102円半ばへと持ち直しましたが、“大きなポジション調整”が入った一日だったといえます。
普通に考えると「初押し、買うべし」の局面だが…
 こうして迎えた本日のポイントは、昨日の下落で“ポジション調整は終わったか?”ということになります。

 「初押し、買うべし」の格言もあり、「やっと入ったポジション調整」には「押し目買い」で対処するのが自然です。そして大きな流れ(トレンド)も変わったとも思えませんので、「底打ち⇒反発⇒上値追い」への期待感が想定しやすい局面ともいえます。
しかし“にわか上値期待”が後退しない状況では…
 それでも気になるのは、昨日も記した“にわか上値期待”への思惑です。さすがに「年初来高値」というキーワードは姿を消しましたが、それでも「押し目買い」のオンパレードとなっている現状は“にわか上値期待”が後退(減少)したとは想定しづらい状況でもあります。

 102円ライン付近には再びドル買いオーダーが積み上がりつつあるとの話が聞こえてきますので“下値は堅い”と考えますが、それでも“上値を押さえられて、もうしばらく足踏み続く”という動きをメインシナリオとして、想定しておきたいところです。週末6日(米雇用統計)の前哨戦となるADP雇用統計(民間)/ISM非製造業景況指数/ベージュブック〈米地区連銀経済報告〉、さらには5日(ECB理事会)の方向性を占う独仏欧のサービス業PMI/欧GDPといった主要イベントも控えていますので…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.564(5/23高値)
上値4:103.381(12/3高値)
上値3:103.268(ピボット1stレジスタンス)
上値2:103.000(大台)
上値1:102.845(12/3高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:102.510
下値1:102.168(日足・一目均衡表転換線)
下値2:101.978(12/3安値、11/26~12/3の61.8%押し、大台)
下値3:101.926(11/19~12/3の38.2%押し、11/28安値)
下値4:101.865(ピボット1stサポート)
上値5:101.476(11/19~12/3の50%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:25 ドル円 抵抗・支持ライン追加