株安=リスク・オフ=円高の連鎖を断ち切れるか=外為どっとコム総研 神田卓也

株安でも下値は堅いドル/円
東京市場のドル/円は、前日の海外市場で強まったドル売り・円買いの流れを引き継ぎ一時102.20円台まで下落した。
ただ、一時400円を超える下落となっていた日経平均の下げが一服すると102.60円台まで値を戻すなど、一定の底堅さは見られた。
株安・円高はポジション調整の範囲内?
まずは、株安=リスク・オフ=円高の連鎖に歯止めがかかるか気になるところであり、本日の海外市場の株価動向が注目される。
昨日の海外株の下落と円高は、独・米の株価は歴史的高値圏にあったほか、ドル/円相場は5年ぶり高値の更新に迫るなど、やや過熱感があっただけに、米雇用統計を前にしたポジション調整の範囲内の動きとの見方が強い。海外株式市場が下げ渋ればドル/円は底堅く推移しそうだ。
材料豊富な米国市場
また、本日は米経済指標の発表が目白押しだ。11月ADP全国雇用者数(22:15)や11月ISM非製造業景況指数(24:00)は6日の11月雇用統計への思惑に繋がりやすく、引いては量的緩和の縮小開始時期への思惑を左右しかねない。量的緩和の縮小開始時期に絡んでは、地区連銀経済報告(ベージュブック、28:00)の内容にも注目しておきたい。