<検証話題株・日立製作所> 巨艦復活、事業再編が奏功 中期4ケタ乗せ目指す(2

 日立製作所<6501.T>は不採算事業からは撤退し、ハードディスクドライブ事業は売却。液晶テレビの自社生産から撤退した。上場グループ子会社の完全子会社化を進めたほか、三菱重工業<7011.T>との火力発電システム事業の統合も実現。同事業での「世界一」を目指す姿勢を打ち出している。

 事業再構築が奏功し業績は回復するなか今年5月には、15年度(16年3月期)を最終年度とする「2015年中期計画」を策定。売上高10兆円(13年3月期実績9兆410億円)、純利益3500億円超(同1753億円)、海外売上高比率50%超(同41%)などを掲げた。

 業績のV字型回復を遂げた日立は、「日本株復活を象徴する代表銘柄の1社」に数えられている。外国人投資家の積極買いも市場では観測されている。

 アナリストからは、強気見通しが相次いで出されており、例えば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資評価「アウトパフォーム」で目標株価900円としている。

 今期予想為替レートは1ドル=95円に置かれており、業績増額修正への期待は大きい。

 先行き業績増額を契機に再度上放れが期待でき、株価は中期的には4ケタ乗せを目指す動きが見込めそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)