“にわか上値期待”が後退した今なら…!?

長続きしなかったドル円の反発…
※ご注意:予想期間は12月6日と表示されていますが、本日(5日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 「日銀追加緩和への期待感」と「押し目買いへの思惑」から102.83円への反発を見せた欧州タイム序盤にかけてのドル円でしたが、そう長くは続きませんでした。翌日から始まる主要イベント(ECB理事会&米雇用統計)を控えたポジション調整のドル売り(円買い)オーダーが、103円手前にズラッと積み上がって上値を押さえたからです。
今年最高のADP雇用統計も、NYダウは続落…
 NYタイムでは「今年の最高数値(+21.5万人)を記録したADP雇用統計(民間)」が再び102円後半を窺うドル買い圧力として機能する場面も見られましたが、この好内容を背景にした「QE(米量的緩和)早期縮小への警戒感」が勝りました。「予想以上に低下(55.4⇒53.9)したISM非製造業景気指数」でも警戒感が衰えることはなく、NYダウが続落となったことで、次第にドル売り圧力が優勢となっていきました。こうしてストップロスを絡めながら102円ラインを割り込むと、先月27日以来の101.820円へと下値を拡大させていきました。NYダウが下げ渋ったことから、その後は前日に続いて102円半ばへと値を戻しましたが、利益確定売りをキッカケとした「株安の連鎖」は昨日も続いた格好といえます。
本日もポジション調整の継続性がポイント!
 このため“ポジション調整は終わったか?”が、本日も引き続きポイントになってくると見られるところです。

 「102円ライン付近にはドル買いオーダー」「102円後半にはドル売りオーダー」が展開しているとされており、上・下どちらの動きも抑制する可能性は指摘されています。また本日からは主要イベントが始まるため、積極的な売買は手控えられる可能性も高いと見られます。
“にわか上値期待”は後退、イベント前ではあるが…
 しかしながら主要イベントを前にしたポジション調整は、“差し迫った分は峠を越した”との見方が囁かれ始める中で、思惑は「年初来高値更新(一昨日)⇒押し目買い(昨日)⇒様子見ムードor上値が重い(本日)」へと変わった感があります。これは懸念している“にわか上値期待”が後退していることを意味しますので、現在のトレンドを鑑みると逆に“より下値が堅くなる”と考えます。

 「株安の連鎖」は依然として続き、また「主要イベント前」というスケジュール感でもあります。それでも本日は“下値の堅さを確認”して“底堅く推移”し、“再び上値追いを模索する”といった展開を期待したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.564(5/23高値)
上値4:103.381(12/3高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:103.000(大台)
上値2:102.830(12/4高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:102.444(12/4高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:102.341
下値1:102.261(日足・一目均衡表転換線)
下値2:102.000(大台、12/3安値水準)
下値3:101.820(12/4安値、ピボット1stサポート)
下値4:101.476(11/19~12/3の50%押し)
下値5:101.320(ピボット2stサポート)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

13:13 ドル円 抵抗・支持ライン追加