雇用統計控え、ポジション調整進む

新興市場にも、利益確定の動き
11月一杯で、1割上昇した日経平均は、ここへきて二日で500円幅という下落となりました。
後場は、当初は寄り付き近辺まで戻しましたが、1時半ごろから失速。
上に仕掛けることはほぼ難しい状況ですから、膠着状態の末、とうとう下に振り始めたということでしょう。
売買代金のトップが軒並み、新興市場銘柄で占められている状況です。
その新興市場でさえ、後場は利益確定で押されました。
ドル円は102.10円台で推移しましたから、あまり株式相場の下げに影響された感じはありません。

東証では、このところTASAKI、マーベラス、ナイガイといった上昇率ランキングで今週いつもトップを走っていたような銘柄群が、軒並み利益確定で下落。
後述しますように、その流れは新興市場にまで及んでおり、明日の雇用統計を前に、はやばやとポジション整理が出たという一日になりました。
売り崩しというものではなさそうです。先物主導で下げましたが、小口の売り物が断続的に出た
増田足
田足では、日経平均現物の6色分布(12月4日⇒12月5日)は上昇銘柄群が、84.8⇒75.9%。下落銘柄群が15.2⇒25.0%。
6色帯は、「緑(上昇)」が17日連続です。
日経平均の下値目処は、現時点では、誰が見ても25日移動平均線の15002円でしょう。
一方ドル円の下値は、同じく25日線ですから、100.36円ということになります。
いずれも15000円、100円というざっくりとした下値目処と考えておいて良いでしょう。

週初と週後半。朝方と午後
今週も後半に入りましたから、いつものように、フルインベストメントで果敢に攻めるのは週初。
中盤からはややポジションを落とすという常識が、そのまま当てはまったようです。
また一日の中では、逆に朝方は動かず、午後に動くということが定石ですが、本日の下落はまさに午後に売りが出てきたということでしょう。
買い方としては、同時にここが買い場ということになります。
もちろん、来週まで調整局面ということを想定しますと、本日の場合はそうそう安易に買いは入れられませんが。
雇用統計と相場
雇用統計に関しては、20万人が一つの相場の反応が別れる分岐と考えている人が多いと思いますが、おそらくとんでもなくこれを上回る異常なほど強い数値でもなければ、米国連銀が今月、あるいは年明けのFOMCでテーパリング(量的緩和の縮小)を判断するということは、個人的にはまず考えられないと思っています。
これを日経平均に置き換えてみれば、雇用統計前に5月のザラ場高値を抜けなかったことは、それほど意味がありません。
むしろ雇用統計の後、調整一巡をして、そこから反発した場合に、5月のザラ場高値を超えることができないと、いささか市場のほうでも心配になってくるかもしれません。