<話題の焦点>=送電インフラ関連、風力、地熱発電を推進

 経済産業省は11月18日、再生可能エネルギー政策について、従来の太陽光偏重から風力や地熱の導入を後押しする方針を打ち出した。

 ただ、風力の適地は北海道と東北(風速6.5メートル/秒を超える地域の45%が北海道、21%が東北)とされ、地熱の適地も北海道や東北、九州に集中。これら地域から効率的に送電するにはインフラの追加投資が必要不可欠であり、経産省では域内送電線の追加投資に2700億円程度、北海道・本州間連系の追加増強などで9000億円程度が必要だと試算している。

 そこで関連銘柄としてまず挙がるのが電線株。電力用などインフラ系に強みを持つ昭和電線ホールディングス<5805.T>をはじめ、送電ロスを極限まで低減できるとされる超電導ケーブルの研究開発を進めている古河電気工業<5801.T>や住友電気工業<5802.T>、フジクラ<5803.T>などにも注目したい。

 また、送電線鉄塔関連として那須電機鉄工<5922.T>や巴コーポレーション<1921.T>、大規模電力貯蔵システムとなるNAS(ナトリウム硫黄)電池を量産化している日本ガイシ<5333.T>などにもビジネスチャンスが到来しそうだ。

◆主な送電インフラ関連銘柄

 銘柄<コード>      コメント

古河電工<5801.T>    超電導高効率送電の研究を推進中
住友電工<5802.T>    超電導送電の実用化に向け実証試験中
フジクラ<5803.T>    大電流・低損失超電導ケーブルを開発
昭和電線HD<5805.T>  超電導線材の実用化に注力中
巴コーポ<1921.T>    鉄塔の設計、製作、施工を手掛ける
那須鉄工<5922.T>    電力送電鉄塔の最大手メーカー
ガイシ<5333.T>     NAS電池を量産する世界で唯一のメーカー

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)