テクニカルとファンダメンタルが不一致な中で迎える米11月雇用統計=外為どっとコム総研 川畑琢也

テクニカルとファンダメンタルが不一致な中で迎える米11月雇用統計
市場の関心が米量的緩和の縮小開始時期に集まる中、本日の米11月雇用統計(22:30)の結果が注目される。

今回、米雇用統計を前に発表された雇用関連の経済指標を見ると、前哨戦とされる米11月ADP全国雇用者数(4日)が21.5万人増と事前予想(17.0万人増)を大きく上回ったのを始め、新規失業保険申請件数(5日)は29.8万件と2か月ぶり低水準となるなど、予想や前回を上回るものが多い。市場では今回の雇用統計が米雇用回復を示す結果になるとの期待が高まっている。仮に予想を上回る結果となれば、直後の市場はドル買いでの反応が予想され、103円台を回復できれば今月3日高値(103.377円)に向けた一段高もありそうだ。

一方テクニカル面からは、今月3日に103.377円まで上昇するも5月高値(103.733円)を前に伸び悩むと、3営業日連続で陰線引けとなり、「三羽烏」と呼ばれる反落を示唆するサインが出ている。予想外に弱い結果となれば、20日移動平均線(本稿執筆時点では101.110円)に向けた下押しもあり得る。

ファンダメンタルとテクニカルで見通しが異なる中、どちらが修正を迫られるのか注目したい。