午後:債券サマリー 先物は急落、GPIF懸念で売り膨らむ

 6日の債券市場では、先物中心限月12月限は急落。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が資産見直しで債券運用を見直すとの懸念が浮上し売りが強まった。
 後場の先物は144円67銭でスタートし、一時144円34銭まで下落した。この日、公的年金改革を進める有識者会合の議長を務める伊藤隆敏東大教授が「GPIFは国内債の一部を直ちに売却し始めるべきだ」と述べたとの一部報道が流れ、債券市場は売りに押された。これを受け外国為替市場でも円安が進行するなど波乱要因となった。また、米国では11月雇用統計が発表される。米7~9月期国内総生産(GDP)改定値が市場予想を上回り、米長期金利は上昇傾向にあるだけに、その結果が注視されている。
 先物12月限は144円80銭で始まり、高値は144円83銭、安値は144円34銭、終値は前日比31銭安の144円51銭。出来高は5兆5678億円と膨らんだ。10年債の利回りは前日比0.025%上昇の 0.670%、 20年債は同0.030%上昇の1.510%、30年債は同0.040%上昇の1.690%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)