外為サマリー:1ドル103円10銭前後の大幅な円安、米雇用統計受け円売り膨らむ

 9日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=103円08~09銭近辺と前週末午後5時時点に比べ95銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=141円28~32銭と同1円79銭の大幅な円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は103円10銭前後への円安で推移。前週末6日に発表された米11月雇用統計は非農業部門雇用者数が20.3万人増と市場予想(18.5万人)を大幅に上回った。失業率も7.0%と市場予想(7.2%)に比べ雇用情勢の改善を示す内容となった。これを受け、量的緩和の縮小開始に向けた観測が高まり円売り・ドル買いが膨らんだ。前週末のニューヨーク市場では102円90銭台まで円安が進んだが、週明けの東京市場では103円台へと円安が進んでいる。17日~18日にかけ開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での結果が注目されるが、量的緩和(QE)が遅かれ早かれ実施されるとの見方から円売り・ドル買いが進んでいる。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.3707~08ドルと前週末に比べ 0.0042ドルのユーロ高・ドル安。円は対ユーロで141円台と2008年10月以来、ほぼ5年2カ月ぶりの円安・ユーロ高水準にある。前週の欧州中央銀行(ECB)理事会でのドラギ総裁の会見では予想されたハト派的な発言がなかったことから追加利下げ観測が後退し、ユーロは対ドル・円で上昇している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)