<私の相場観>=水戸証券・投資情報部課長 門馬 且康氏

 年内は証券優遇税制廃止に伴う個人投資家からの売り圧力が継続することになりそうだ。ただ、実質新年相場入りする26日以降は売り圧迫が軽減され上昇相場が期待できる。先週後半は、日経平均株価がスピード調整を強いられたが、5月の急落局面と比べると上場企業の一株利益の水準は大きく上昇しており、下値は限られそうだ。

 米11月の雇用統計が事前予想に比べて好調な結果となったことから、円安・ドル高基調の継続が予想される。今後、来年にかけては、導入される「JPX日経インデックス400」の影響もあり、ROE(株主資本利益率)が高く、株主還元に積極的な企業が物色対象となりそうだ。

 個別銘柄では、自己株式の消却など株主還元策に積極的な光通信<9435.T>に注目。また、住友化学<4005.T>系の医農薬中間体を手掛ける田岡化学工業<4113.T>は、財務体質が極めて健全で、PBR0.5倍、PER10倍台と割安水準にある。さらに、飲食店情報をインターネットで提供するビジネスモデルへの評価が高いぐるなび<2440.T>の成長性にも注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)