<動意株・9日>(大引け)=クロスキャット、ウインテスト、デンソーなど

 クロスキャット<2307.T>=ストップ高。ソフト関連株が相次いで人気化するなか、同社株もその急騰性に注目が集まっていたが、きょうは後場寄りから満を持して買い仕掛けが入った格好だ。金融関連向けにソフト開発に強みを持ち、ノンバンク向け大型案件が業績に寄与。14年3月期営業利益は3億7000万円と前期比20%増益見通しにあり、3期連続での2ケタ利益成長トレンドが異彩を放っているほか、今期配当も8円を計画するなど株主還元に積極的な点も評価材料となっている。

 ウインテスト<6721.T>=ストップ高。6日引け後に、Oakキャピタル<3113.T>を割当先とする第三者割当で、無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)と新株予約権を発行すると発表。将来的な希薄化懸念よりも、財務改善に寄与するとの見方から物色人気を集めている。調達する差引手取り概算額4億9899万円については、検査装置事業に関わる研究開発や運転資金、新規事業に関する展開資金に充てるという。

 デンソー<6902.T>=大幅高。為替が一時1ドル=103円台に入るなど円安の流れを多い風に自動車株が買われているが、自動車部品大手でカーエアコンの国内シェア過半を占める同社に歩調合わせて買いが厚くなっている。エアコンに限らず、省燃費や安全技術などで業界を先駆、車載電装品のラインアップは業界でも一頭地を抜く存在で、ここ世界的な自動車生産の回復は心強い追い風となっている。

 丹青社<9743.T>=5日ぶりの急反発。同社は、前週末6日の取引終了後、14年1月期の連結業績見通しを従来予想の売上高575億円(前期比7.3%増)はそのままに、営業利益を14億5000万円から16億3000万円(前期比17.3%増)へそれぞれ上方修正したことが好感されている。収益性向上に向けた施策が寄与したほか、同社単独と連結子会社の繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、マイナスの法人税等調整額を6億2800万円計上したことなどが要因としている。

 ザインエレクトロニクス<6769.T>=ストップ高。7日付の日本経済新聞で悪天候時などでも鮮明な画像が撮影できる1600万画素のカメラ向けの画像処理半導体を開発したと報じられたことが注目されている。PM2.5などの微小粒子で、もやがかかった場所でも鮮明な画像を撮影できるとしており、大気汚染が深刻化する中国向けを中心に拡大が期待されている。

 アジュバンコスメジャパン<4929.T>=反発。同社は6日、東京証券取引所から13日付で現在の2部から1部市場への指定を受けたと発表したことが好感されている。東証1部指定によるTOPIX採用に伴い機関投資家の新たな組み入れニーズが発生することへの期待感が膨らんでいる。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)