外為サマリー:1ドル103円07銭前後の円安、日銀やECB動向に注目も

 9日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=103円07~08銭近辺と前週末午後5時時点に比べ94銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=141円24~28銭と同1円75銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は午後に入り、103円前後での一進一退が続いた。注目された米雇用統計の発表が終わり、次の焦点は17日から18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)となる。市場には、「来年年初の米財政問題が再燃する前に量的緩和(QE)縮小には区切りをつけておきたいはず」(アナリスト)と今月のQE縮小開始を予想する見方がある一方、「より一段の米景気回復を確かめてから」(市場関係者)と来年以降のQE縮小を見込む声とで見方は分かれている。ただ、いずれにせよ来年3月頃までにはQE縮小は開始されるとの見方が多い。むしろ、今後は日銀の追加金融緩和へ市場の関心が集まる可能性もある。市場には、日銀の追加緩和は来年以降との見方が多いが、来週16日には日銀短観の発表があり、その内容も無視できないものとなりそうだ。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.3703~04ドルと前週末に比べ 0.0045ドルのユーロ高・ドル安で推移。ユーロは対円で2008年10月以来、5年2カ月ぶりの円安・ユーロ高水準にあるが、日銀同様、欧州中央銀行(ECB)の動向などが市場の関心を集めている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)