12月のテーパリング観測は?=外為どっとコム総研 神田卓也

リスクオンだが103.20円台で伸び悩み
6日の米11月雇用統計の好結果に加え、前週末に発表された中国貿易収支の黒字拡大もあって週明けの東京市場は、リスク・オンの商状でスタート。こうした中、ドル/円は早々に103円台を回復したが、日経平均が大幅に上昇した割には上値が重く、103.20円台でやや伸び悩んだ。
量的緩和縮小ペースに不透明感
足元の動きは、世界的な株価の上昇が円安に作用する一方で、量的緩和の縮小(テーパリング)開始時期をめぐる不透明感が、ドルの方向性を定まりにくくしていると見られる。
11月雇用統計の強さから、12月FOMC(17・18日)でテーパリングが開始されるとの見方が台頭してはいるものの、来年3月まで先送りされるとの見方も根強い。
「中立派」の連銀総裁発言に注目
本日のNY市場では、株価動向はもちろんだが、セントルイス連銀のブラード総裁の発言にも注目しておきたい。
同総裁のFRB内での立ち位置は、「中立派」と目されており、こうした中立票が、タカ派に流れるのかハト派にながれるのかが、12月FOMCでのテーパリング開始を左右する公算が大きい。