米失業率7.0%に低下で・・・・

フォワード・ガイダンス変更か?
 米・11月雇用統計では、非農業部門雇用者数が20.3万人増となり、失業率は7.0%に急低下しました。FOMCのフォワード・ガイダンスでは、失業率が6.5%以下に下がり、インフレ率が2.5%を上回らなければ、現在のほぼゼロ金利政策を継続する事になっています。この為、このペースで失業率が低下を続ければ、来年の春ごろには、利上げ検討と考えねばならない可能性も出て来ました。

 この為、利上げ開始の基準となる失業率を6.0%に引き下げるとの見方が強まり、シカゴ連銀のエヴァンス総裁は、早くも、その議論に「オープンだ」と意欲を見せる発言をなさいました。この為、テイパリング(量的緩和ペース縮小)開始観測よりも、フォワード・ガイダンス強化への観測が強まり、米国債利回りが低下に転じ、リスク選好の流れを強めて、株高・円安傾向が強まったものと思われます。

 今夜は、ラッカー・リッチモンド連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁、フィッシャー・ダラス連銀総裁の発言が予定されています。この為、この強い雇用統計を受けて、お三方が、テイパリング開始や今後の金融政策に関して、どのような見解を示すかが注目されます。特にラッカーさん、フィッシャーさんはタカ派の急先鋒であり、先日も、量的緩和に上限を定めるべき等との発言も聞かれましたから、テイパリング開始に前向きな発言が出る可能性は高いものと思われます。

 もし、タカ派発言により、米国株が軟調な展開に陥れば、リスク回避の流れが再び強まり、ドル円は102円台半ばに向けて、反落する可能性が高いものと思われ、クロス円にも高値警戒感が一気に強まるかもしれません。