ダウの続伸を想定、好調な雇用指標の余波が奏効

9日のNY株式市場は、先週末発表された経済指標の結果を引き続き好感すると想定
時間外取引のCME米国株式指数先物は続伸、週明けのアジア・欧州株式市場で強まったリスク選好の動きがそのまま継続するとみている。
米失業率の7.0%はFRBが量的緩和縮小のメドとしてみていた6.5%からは程遠く、時間当たり賃金も大幅に改善したわけでもない。
米国経済は好調ながら、回復途上にあることを示すサプライズな結果となったことで、量的緩和の規模に重きを置いているところからすればベストな結果だったということ。
仮に縮小に動いたとしても、需要の少ない時期を思えば、この時期に微調整があっても影響は限定的、マーケットはリスク選好に向いて当然の結果であった。
今晩予定のイベントは、ユーロ圏でドイツ鉱工業生産、米国で四半期資金循環統計の結果が発表予定
今晩予定されている経済指標・イベントについては、先週に続きユーロ圏でドイツ鉱工業生産の結果が発表予定となっている。
先週末は、製造業指数が市場予想を下回ったにもかかわらず反応は限定的で、欧州が重きにおいているのはあくまでECBによる追加緩和の是非。
20時前後はユーロ通貨の動向が多少ブレるとしても、大きなインパクトは与えないだろう。それは米国で予定されている経済指標と同じ見方だ。

したがって、今晩の欧米市場は米国景況感の改善を引き続き材料視、次にポイントとして記すタカ派連銀総裁発言次第だろう。
米国で、唯一警戒されるかもしれないタカ派連銀総裁2氏が講演を予定
16時半にスタートした日経平均先物は日中終値比で小幅ながら続伸、夜間取引は引き続き先高感が強まっている。
今晩は無風な中、リスク選好が巻き戻される可能性は限定的とみているが、唯一気がかりは米国のタカ派連銀総裁が発言を予定していることだ。

来週のFOMC入りを前に、FOMC委員(連銀総裁)は今晩の講演を最後に発言がシャットダウンされ、ラッカー氏とブラード氏がどう発言するか注目される。
あらためて年内の量的緩和縮小に言及するかもしれず、伝わる内容次第では引けにかけて引きずることもあるだろう。
しかしながら、その手の発言はドル高を誘発しやすく、株安を懸念する声もあるだろうが購入需要の少ない今だからこそできる時でもある。
したがって懸念は浮上しやすいが、今回は経済指標の結果を好感している以上は、景気拡大にリスクオンしていると考え、ポジティブな結果になると想定している。
3市場ともに続伸すると楽観視している。