“下値は堅く”が基本だが、“年初来高値突破”にはもう少し時間が…?

“上値の重さ”以上に“下値の堅さ”が…
※ご注意:予想期間は12月11日と表示されていますが、本日(10日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 「主要イベントを終えた“材料出尽くし感”」と「先週末の急伸に対する“ポジション調整”」から上値の重い動きを強いられた昨日のドル円ですが、リスク選好の伴う「株高の連鎖」も継続しています。このため終日を通して見れば、「“上値の重さ”以上に“底堅さ”が感じられた」一日だったといえます。

 断続的に並ぶ103円前半のドル売りオーダーをこなすことが出来なかったドル円は、日経平均が350円超の上昇を見せたにも拘らず、幾度となく103円ラインを割り込む場面が見られました。しかし103円割れ水準でのドル買い圧力はかなり強く、ユーロ円やポンド円が2008年10月以来の高値水準へと上昇するにつれて、ドル円も103円前半のドル売りオーダーをジワリジワリとこなしながら、水準を切り上げていきました。
昨日のポイントは踏襲だが…!?
 こうして迎えた本日ですが、主だったイベントが見当たりませんので、基本的には昨日と同様の「“上値を押さえられ”ながらも“下値は堅く”、そして“年初来高値突破を窺い続ける”」という値動きが想定されるところです。

 ただし気をつけておかなければならないのは、昨日の上値を押さえたドル売りオーダーが「103.20-30円付近⇒103.40-50円付近」へと引き上げられた感があるということです。一見すると“昨日より上値余地が広がった”といえますが、同水準には「103.50円に設定されたオプションの防戦売りオーダー」が元々積み上がっているとの話があり、それらが重なった状況は“上値の重さが昨日以上”となる可能性を秘めることにもなります。

 “年初来高値突破”には、もう少し“下値の堅さを確認”する必要があるのかもしれませんね。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.000(大台)
上値4:103.858(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:103.726(5/22高値)
上値2:103.564(5/23高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:103.381(12/3高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:103.266
下値1:102.998(ピボット1stサポート、大台)
下値2:102.892(12/9安値)
下値3:102.730(ピボット2stサポート)
下値4:102.673(12/6~12/9の38.2%押し)
下値5:102.507(日足・一目均衡表転換線、12/6~12/9の50%押し、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:10 ドル円 抵抗・支持ライン追加