東京株式(大引け)=38円安、SQ意識し利食い優勢に

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 10日の東京株式市場は前日の日経平均急伸の反動で朝方から利益確定の売りが優勢となった。ただ、米量的緩和の早期縮小思惑などを背景に、円安傾向にあり、これが主力株の下値を支えた。
 大引けの日経平均株価は前日比38円安の1万5611円と小幅反落。東証1部の売買高概算は21億4229万株、売買代金は1兆9513億円。値上がり銘柄数は734、値下がり銘柄数は865、変わらずは168銘柄だった。売買代金はややボリュームを欠き、3日連続で2兆円台を下回っている。
 きょうの東京市場は、前日の米国株が小幅続伸したものの主力株に買い手控え感が強く、前日に日経平均が先物主導で急伸した反動もあって利食いに押される展開。裁定買い残が積み上がるなか、今週末にメジャーSQを控えていることも、全般リスク回避ムードを助長した。ただ、外国為替市場で1ドル=103円台、1ユーロ=142円台の円安傾向にあり、これが下値を支える材料として働いた。米国では「ボルカールール」の細則公表を控えており、海外投機筋の買いの矛先が鈍っているとの指摘も市場で聞かれた。
 個別では、ディーエヌエーが東証1部の売買代金首位で大幅高、グリーはストップ高に買われた。ユニデンも値幅制限いっぱいに買われ、KLab、サイボウズも急騰した。このほか、菱地所、三井不などの不動産株が物色されたほか、日農薬、イビデンも高い。半面、ドワンゴが安く、オプトも大幅安。アドバンテが売られ、Jパイル、熊谷組、全国保証なども大きく値を下げた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)