<動意株・10日>(大引け)=日本エンター、日農薬、ユニデンなど

 日本エンタープライズ<4829.T>=ストップ高。特に目新しい材料は観測されていないものの、エイチーム<3662.T>が連日のストップ高となっていることから、7月31日時点でエイチーム株式の1.8%を所有する同社に含み益拡大の思惑が強まっているようだ。

 日本農薬<4997.T>=3日続伸で新高値。園芸用殺虫剤の輸出好調で最近の円高修正の動きも追い風となっている。また、海外の化学大手から農薬の販売に応じて受け取るロイヤルティー収入も伸びており、14年9月期の最終利益は、北米西海岸のダニ剤特需で利益倍増となった前期を上回る48億円を確保する見通し。また、日本のTPP交渉参加に伴い、国内農業の強化支援策への思惑が、同社など農薬メーカーにもプラスの思惑として働く。

 ユニデン<6815.T>=ストップ高で1部値上がり率トップ。9割を海外輸出で稼ぐコードレス電話大手だが、監視カメラなどのセキュリティ製品を拡充するほか、スマートフォン向けゲーム制作など新規事業に展開しており、業態転換への期待が株価に大きく反映されている。今3月期は大幅黒字転換が見込まれているが、特にゲーム開発に関しては昨年12月に国内ゲーム開発企業と資本提携、返す刀で今年2月には100%出資子会社を設立するなど傾注しており、ここ最近のゲーム関連株全般の物色人気が一気に波及した格好となっている。

 日本テレホン<9425.T>=ストップ高。9日引け後、14年4月期業績の増額修正を発表したことが好感されている。売上高は64億7500万円から69億100万円(前期比約12%増)に見直したほか、営業損益は5200万円の黒字から7300万円の黒字(前期は2400万円の赤字)に増額修正した。携帯販売はスマートフォンを中心とした新機種の導入などで堅調なほか、固定通信関連事業も伸びている。また、中古携帯電話機「エコたん」の販売などリユース事業も堅調に推移している

 セキュアヴェイル<3042.T>=急動意しストップ高。抜群の急騰習性を持ち、2011年6月から8月にかけて100円台から一気に700円台まで大化けさせた実績を擁する。同社はシステム構築支援などセキュリティサービスに展開、ストック型サービスの拡充や、コスト面の見直しが損益改善に寄与している。特定秘密保護法案の成立に伴い、ログ分析や24時間有人監視対応などで強みを発揮する同社の事業機会が拡大するとの思惑が、今回の人気化の底流にあるようだ。

 ケイブ<3760.T>=ストップ高。同社は9日にディー・エヌ・エー<2432.T> が運営するソーシャルゲームプラットフォーム「モバゲー」向けにサンリオ<8136.T>からライセンス許諾を受け配信している「ハローキティのパズルチェイン」がiOSとアンドロイド版あわせて50万ダウンロードを達成したことを発表、これを好感している。パズル玉になったキャラクターをタテ・ヨコ・ナナメになぞって消していく「ひと筆書きパズル」で、ハローキティのキャラクター人気もダウンロード増に貢献している。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)