<私の相場観>=第一生命経済研究所・経済調査部首席エコノミスト 嶌峰 義清氏

 2014年の株式市場は日経平均2万円乗せが期待できるとみている。この年末年始も堅調な相場展開を見込み、今後1カ月程度の日経平均の想定レンジは1万5000~1万6500円程度を予想する。

 市場の関心は量的緩和(QE)の縮小開始のタイミングに集まっているが、現在の世界経済は、循環的な景気回復に入っていることを示す指標は多い。政策ミスが無ければ世界経済の明確な持ち直しが見えてくるだろう。米国株式市場も金融相場から業績相場へのシフトも見込める。日米金利差の拡大から円安加速も予想される。

 QE縮小開始は、来年3月が有力とみている。米国の財政協議が進展しており1月実施の可能性もあるかもしれない。問題となるのは、QEの解除が早すぎる場合でその時は、新興国などの金融市場に不安定な動きをもたらしかねない。それだけに12月にQE縮小の開始に踏み切ることはリスクがあると思う。

 今後、1カ月程度では、全般底上げ相場が予想される。金融株などを含め全体相場の押し上げに寄与するセクターが上昇しそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)