“年初来高値更新”目前も、“揺れ動き”に注意!?

一転して急反発
※ご注意:予想期間は12月14日と表示されていますが、本日(13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 東京タイムは引き続き上値の重い動きを強いられましたが、欧州タイム以降は一貫して反発する動きでした。キッカケはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に絡んだ円売りでしたが、大きく後押ししたのはNYタイム序盤に発表された米小売売上高でした。
米景況感には再び楽観論
 「QE(米量的緩和)の“年内”縮小」を占う上での“最後の材料”とされた米小売売上高は、8ヶ月連続の増加(+0.7%)となりました。+3.6%へと大幅に上方修正された米GDP改定値(5日)は、その原動力が企業在庫であったことから「個人消費が減退すれば、年末にかけて景況感が急ブレーキ」という可能性も意識されていただけに、これを打ち消す結果(個人の消費動向は依然として旺盛)は米景況感に再び楽観論をもたらしました。
…となると、次は上値追い…!?
 こうして“下値の堅さを確認”した後に、“年初来高値付近まで急反発”という動きを見ると、“突破するのは時間の問題”という期待感はさらに高まるところです。“過剰反応”と見られた直近の下落も、上値追いに向けてエネルギーを溜める格好の場となった感が否めないからです。
またしても“にわか上値期待”が…
 ただし気をつけておかなければならないのは、またしても“にわか上値期待”が増大しているということです。

 「株安の連鎖からリスク回避の円買いが優勢」「上値は重い」「ダブルトップを形成する可能性」といったネガティブが論調が大勢を占めていた昨日からは一変し、本日は「QE“年内”縮小の可能性」「年初来高値更新が視野入り」といったポジティブな論調が目立ちます。もちろんマーケットは生き物ですので、“状況/変化に応じて”“臨機応変に見方を修正/変更する必要”があるものですが、あまりにコロコロと変わり過ぎです。つまりは「イベント(FOMC)を控えた“気迷い”が優勢」となっている可能性が高く、「些細な要因でまた流れが変わる可能性」をも意味していると考えます。
本日は“年初来高値更新”と“乱高下する揺れ動き”に注意が必要
 もちろんここまでくると、“仕掛け的な動きのみ”で年初来高値更新は可能な水準と考えます。このためマーケットの関心はさらにその上の“104.00円に設定されたオプション”と考えるのが自然です。しかし“昨日の急上昇による利益確定売り”“週末のポジション調整”に“達成感”が重なった時には“にわか上値期待”が想定以上に“円買い戻しを加速させる”可能性が残ります。

 “上値を窺い続ける”“ドル買い・円売りの流れは変わらない”との見方に大きな変化はありませんが、本日に関しては“年初来高値更新”と共に“乱高下する揺れ動き”にも注意しておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.098(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:104.000(大台)
上値3:103.726(5/22高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:103.564(5/23高値)
上値1:103.428(12/10高値、12/3高値
前営業日終値:103.347
下値1:103.000(大台)
下値2:102.938(12/11~12/12の38.2%押し)
下値3:102.786(12/11~12/12の50%押し、12/6~12/12の38.2%押し)
下値4:102.638(日足・一目均衡表転換線、12/11~12/12の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値5:102.526(12/6~12/12の50%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

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