株価下落でも米長期金利上昇で円安進む

ドル円は年初来高値を更新
欧州時間序盤「GPIFの国内債券比率の引き下げを直ちに着手すべき、との方針を厚労省幹部が受け入れの姿勢」と報じられたことなどから日経平均先物が上昇し、円売りが強まって、ドル円は102.90円台まで、ユーロ円は141.90円台まで上昇しました。しかし、欧州株が下落したことからユーロ売りと円買いが強まって、ユーロドルは1.3760台まで下落し、ドル円は102.60円台まで、ユーロ円は141.40円台まで反落しました。

NY時間にはいって、スティーブンスRBA(豪中銀)総裁が「AUD/USD は0.85 ドル程度が望ましい」と述べたことから豪ドルが急落しました。その後発表された米・11月小売売上高が予想よりも強い結果だったことから米長期金利が上昇する中全般的にドル買いが強まってドル円は103.00円台まで上昇し、ユーロドルは1.3750台まで下落しました。

NY時間午後にかけて、米長期金利が一段と上昇したことからドル買いと円売りが続き、ドル円は103.30円台まで、ユーロ円は142.20円台まで上昇し、ユーロドルは1.3730台まで下落しました。

東京時間にはいって、「GPIFはカナダで最大規模の公的年金基金と組み、海外のインフラ投資を始める」などと報じられたことから円売りが強まる中、日経平均が上昇したこともあってドル円は一時103.80円台まで上昇し年初来高値を更新しました。

今日の海外時間には米・11月生産者物価指数の発表と、コンスタンシオ・ECB副総裁の講演が予定されています。

来週の米FOMCで金融緩和縮小が決定される、との見方が強まる中、米長期金利が高止まりすれば今後もドル円は堅調に推移する、と予想できます。