年初来高値更新!次なるターゲットは?

上値ターゲットを探る
 ドル円は、強気の雇用統計に続き、11月の米小売売上高が予想を上回ったことを受け、来週のFOMCでの量的緩和縮小が意識され年初来高値を更新した。12月7日に終わる週の失業保険新規申請件数は前週比+6.8万件の36.8万件と市場予想(32.0万件)を大幅に上回ったが、労働省は感謝祭休暇に伴うデータの振れ幅拡大が主因だとしており、足元の雇用悪化を示唆する内容ではない。米下院が予算案を可決し、年初に懸念されていた政府機関の閉鎖が回避された事も好感されている。

 ここからの中期的な上値ターゲットだが、まずは心理的節目の104円・105円など。一目均衡表からは、V=107.33円、E=109.38円などがカウント可能だ。三角保合い上放れパターンからは、109円台前半が計算できる。
 足元は104円手前での抵抗にあっているものの、転換線を下値支持として上値を試す流れが年末・年初にかけて想定される。深押ししても、90日移動平均線と重なる心理的節目100円は強い支持線として機能するだろう。

 波乱要因としては、史上最高値圏で不安定な動きを見せ、1929年の大恐慌時との自己相関が指摘されているNYダウの動き。来週は満月の時間帯にFOMC、クリスマス連休前にメリマンの重要変化日など、薄商いの中、金融市場の値が飛ぶリスクにも注意したい。