彼を知り己を知れば百戦殆う(あやう)からず

相場の福の神が語る!日本株勝ち組投資術! 第1回
株式市場は、プロの機関投資家・外国人投資家とアマチュアの個人投資家が同じ土俵で、同じルールの元で戦う「ガチンコ勝負」です。この勝負に勝ち抜くには、「知識」と「経験」が必要です。初心者だからといって誰も手加減はしてくれません。「知らなかった」ということは、株式市場では通用しないのです。

藤本の20年以上の証券マン人生で得た「投資で勝つ人」になるための「知識」を余すことなくお伝えしていこうと思います。

「彼を知り己を知れば百戦殆う(あやう)からず」
有名な孫子の兵法「謀攻篇」の一節です。敵と味方の情勢を知ってその優劣短所を把握していれば、たとえ百回戦ったとしても敗れることはないということですが、株式市場にピッタリな言葉です。敗れることはない=必ず勝つ ということではないことが重要です。戦うときと、戦いを避けるときを見極め、勝てない勝負は最初からしないということです。株式市場においても、不利な戦いは出来るだけ避けることが、トータルでの勝ち(儲け)につながるはずです。

あなたの彼(敵)は?
まず、あなたが戦おうとしている敵を把握することが、重要です。
現在の株式市場のどんな参加者がどれくらいの比率なのかを知るには、東京証券取引所のホームページの投資部門別売買状況に詳細なデータがあります。

東京証券取引所 投資部門別売買状況(東京証券取引所のWEBサイト)
http://www.tse.or.jp/market/data/sector/

週間・月間・年間の各データがあります。
まず、証券会社の自己売買と委託取引に分けられ、委託は法人・個人・外国人・証券会社自己の4つの投資部門の株数・売買代金のデータがあります。法人は、さらに細かく投資信託・事業法人・その他法人・金融機関の4つに分かれています。売り・買い別に分かれていますので、買い越し・売り越しも知ることが可能です。
この情報を時々チェックすれば、現在の株式市場では、どのような参加者がどれぐらいの比率で売買しており、またどの外国人投資家が買い越しているのか、売り越しているのかを一目で確認出来ます。
これで、あなたの戦おうとしている土俵の参加者とその状況を知ることが出来ます。

この情報の活用法としては、最も重視すべきは最大の取引主体である外国人投資家の動向です。東京株式市場の半分以上の取引が外国人投資家によってなされています。外国人投資家は、時価総額の大きい主力銘柄を好んで売買しますので、彼らが大きく買い越しているときは、主力株への投資が有利です。逆に売り越しに転じているときは、主力株を避けて、中・小型株への投資が有利になります。

今回のポイント
東証の投資部門別売買状況で、株式市場の参加者とその状況をチェックしよう