FOMCの結果待ち・・・・

テイパリング開始か見送りか?
 今週は、明日・明後日の米FOMCが最大のイベントとなります。今月6日発表の米雇用統計が強い数字となり、米予算案も既に下院を通過した事で、今月にテイパリング(量的緩和ペース縮小)開始を決めるとの観測が急速に高まりました。

 米・大手金融機関のエコノミストやストラテジストのコメントでも、今や、今月のテイパリング開始は「5分5分」との意見も多く聞かれますし、もし、今月の開始を見送る事となっても、来月の開始を示唆するような文言を声明文に盛り込むか、バーナンキ議長が記者会見で何らかのヒントを明言する事があれば、実質的には、テイパリング開始と同じと看做せます。

 その場合の市場の反応に関してですが、今月になって、米国株式市場が、テイパリング開始への懸念から値下がりを続けている為、逆に、FOMCで開始が決定されれば、調整の調整と云った感じのショートカバーが入り、株価が反発する可能性もありそうです。一方、債券市場の方は、一時的に売りが強まり、長期金利が3%に近付くでしょうが、此方も売り一巡後は、投資家の買いが入り、金利も落ち着きを見せる動きとなりそうです。

 したがって、外為市場でも、ドル円が売られる可能性は余り高くなく、長期金利と株価がともに上昇する事となれば、ドルが買われて、年初来高値更新の可能性が高くなります。しかし、このイベントが終了すれば、米国勢も愈々、クリスマス休暇入りとなるでしょうから、米国株の上昇が止まった段階では、ドル円にも利食い売りが入り易くなりそうであり、今週後半には揉み合いに移行する事となりそうです。