<動意株・16日>(大引け)=明和産、ジョルダン、ラオックスなど

 明和産業<8103.T>=急伸。三菱系で化学品、樹脂を主体とする中堅商社だが、レアアースは販売先の在庫調整の影響から低調ながら、ここ景気改善がみられる中国の建設機械や冷凍機向け潤滑油が会社側の予想を上回る好調。自動車向け電池部材も好転し、14年3月期営業利益20億7500万円は大幅な増額が視野にあり一転2ケタ増益に転じるとの見方も強い。時価PER9倍台は商社という業態を考慮しても割安、PBRはわずか0.7倍台に過ぎない。

 ジョルダン<3710.T>=ストップ高、前日比100円高の700円とストップ高まで買われた。同社はこの日、オリックス<8159.T>傘下のオリックス自動車と業務提携し、スマートフォンアプリ「乗換案内」で、オリックス自動車が提供する「オリックスカーシェア」のカーステーション検索機能の提供を開始することを発表、これを好感する動きとなっている。経路検索サービスとカーシェアリングサービスとの連携は業界初の試みであることから、今後の利用増が期待される。

 ラオックス<8202.T>=大幅続伸。全般相場が軟調となるなか、株価が50円前後の低位にある同社株に物色のホコ先が向かっている。日本政府観光局(JNTO)の調べによると11月の中国人訪日客数は前年同月比96%増の10万1900人。9月から3カ月連続で毎月の過去最高を記録している。尖閣問題で落ち込んでいた中国人の訪日客数は、ここ急回復しており中国人観光客向けなどに免税品販売を手掛ける同社には追い風が吹いている。

 システム ディ<3804.T>=ストップ高。同社は午後2時に前13年10月期通期決算を発表。連結売上高で当初計画の21億5300万円に対して21億7100万円(前の期比11.4%増)、営業利益で9300万円に対して1億4100万円(同5.2倍)と計画超で着地したことが好感されている。クラウドサービスの提供拡大に伴い、ランニング収益が計画を上回る好調でコスト削減効果も表面化している。続く今期も売上高24億1000万円(前期比11.0%増)、営業利益1億6300万円(同15.3%増)と増収増益を見込んでいる。

 ショーワ<7274.T>=続急伸。北米をはじめとする自動車販売の好調が自動車部品各社にも強いフォローウインドとなっている。足もとは中国販売が急速に改善傾向にあることや、円高修正の動き継続も収益面にプラスで、ここまでの合理化努力と相まって利益面の変化率が大きい。そのなか同社の今下期の営業利益は前年同期比約8割増となる96億円を見込むなど好調が際立っており、改めてファンダメンタルズの変化を評価する買いが集まっている。

 ディップ<2379.T>=ストップ高。同社は13日、14年2月期通期予想を修正。売上高で当初予想の119億6700万円から128億円(前期比40.0%増)へ、営業利益で10億円から13億200万円(同5.3倍)へ増額修正したことが好感されている。アルバイト求人情報サイト「バイトルドットコム」でのサイト機能強化や積極的なプロモーション活動が奏功、景況感の回復から顧客の求人需要も高まっている。さらなる成長に向けた広告宣伝費を主とする先行投資も実施する予定で、この効果も今後表面化してこよう。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)