円、反動高。株は手控えすすんで安値引け

後場寄付きの下げ幅拡大
後場は、前引けから100円さらに下落して始まりました。
先物が300円以上の下落となって下げを主導しました。
安値は15146円でした。
どうもこれは、地合の悪いところにもってきて、中国・上海市場の下落を見た為替市場が、円買い(リスク回避)に動いたことから、日経平均の下げ幅拡大となったものです。

下げの理由は、朝方の日銀短観のせいにされていますが、おそらくこれではなくやはりFOMC待ちということでしょう。
日本でこれが判明するのは木曜日の朝方ですから、まだ2日半あるわけで、さすがにポジションを落としてきたということでしょう。
当然、外人のクリスマス休暇前の整理という動きがベースにはあります。
逆に今下げておけば、外人のポジション整理や、連銀の材料については出尽くし、ということで反発のきっかけになってくるでしょう。
日銀短観の評価
日銀短観で、見るべきところは、設備投資に及び腰というのは今に始まったことではないので、残念ではありますが、ドル円上昇がどんどん進むシナリオが、連銀の政策変更までは無いことを考えますと、当たり前ということも言えます。
むしろ、中小企業の設備投資が増大したということは、やはりこの短観はきわめて良い結果であった、と考えるべきでしょう。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(12月13日⇒12月16日)は上昇銘柄群が、50.4⇒36.2%。下落銘柄群が49.6⇒63.8%。
6色帯は、「緑(上昇)」 は23日連続でストップ。
本日は後場、けっきょく「赤(上昇の崩れ)」に悪化です。
日経平均現物・先物の「先読み」以降のトレンドは、25日足の割り込みが一段と深刻に想定される想定です。
ドル円も基本同じですが、6色帯はまだ緑のままです。

<日経平均の25日移動平均線割り込み>
日経平均現物が、25日移動平均線を完全に割り込んだことが大きいです。
ただ、下げたとはいえ、12月6日の安値15112円を割っているわけではなく、短時日のうちに25日線、ひいては5日線を奪回すれば事なきを得るという微妙な位置にあります。
ただTOPIXは、12月6日の安値1225円をわずかですが割っていますから、予断を許しません。
今年の傾向としては、高値引けの翌日は下げることが多く、安値引けの翌日は逆に反発することが多いので、そう悲観したものでもありません。
FOMC予測
FOMCにすべて焦点が集まる格好(FOMCのせいにしている)ですが、現地では金融政策変更の可能性は五分五分という形勢になっています。
わたしは個人的には、無いと思っています。
要するに、責任問題です。
この年末押し迫り、プレイヤーによってはすでに休暇に入ろうとしている向きもあり、少なくともかなり休暇前でポジションをかなり整理してしまっているところが多いでしょう。
そこに、波乱要因になりうる材料性を連銀が提供するとは、どうも考えにくいわけです。
むしろここは、バーナンキ議長としては晩節を汚すリスクは避けて、できるだけ反応のしようがない、言質をとられないような結果で収めるのではないか、と考えます。
強いていえば、イエレン次期総裁へバトンタッチをする前の、最後のバーナンキ議長のFOMCですから、示唆くらいはする可能性はあるでしょう。
これも言わば、晩節を汚さないための、ぎりぎりの選択ではないでしょうか。