<私の相場観>=第一生命経済研究所・主任エコノミスト 桂畑 誠治氏

 東京株式市場は足もと売り圧力も意識されるが、17~18日のFOMCの結果を見極めたいとの思惑が強く、先行きに明確な方向性が出てくるのは19日以降の相場となりそうだ。

 今回のFOMCの結果いかんでは、米国株上昇を受けた外国人のリスク許容度改善から日本株が改めて買い直される可能性もあるとみられる。

 シナリオは大別して3つのケースが考えられる。ベストシナリオは声明文の内容がこれまでと変わらずにQE3が継続されるパターンだ。この場合、日経平均は上値指向となり1万6000円台を目指す強調展開が想定される。可能性は70%。

 次に、今回FOMCでは見送るが、早晩テーパリングを実施するという意思が声明文に明記されるパターン。一気の切り返しとはいかないまでも、日経平均は中期視野で強含みに推移するのではないか。可能性は20%。

 そして、テーパリングを即実施の場合、これはその規模ややり方にもよるが、波乱要因ともなり得る。米国株安を受け東京市場も1万4000円台で下値を試す懸念があるが、可能性は10%程度にとどまるとみている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)