鉄鋼株が軒並み高、高水準の粗鋼生産背景に出遅れ修正の動き

 新日鉄住金<5401.T>、JFEホールディングス<5411.T>など大手をはじめ鉄鋼株が軒並み高。鉄鋼セクターは業種としての出遅れ感が強いが、これは先行きの水準訂正余地の大きさにつながる。業績変化率は抜群で、今上期の時点で主要鉄鋼各社の経常利益合計額は3200億円超と、前年同期比で実に7.5倍弱に膨らんでいる。国策をフォローウインドとした公共投資拡大やマンション建築需要など国内の建設需要の増勢に加え、継続的な円高修正の動きが海外での展開力を強いものとしており、今年の粗鋼生産量は07年のリーマン・ショック前の水準である1億1000万トン以上に拡大する見通し。07年は鉄鋼株全盛の年で、新日鉄は上場来高値に肩を並べる水準まで買われていただけに、時価は中期視野で買い妙味が大きいとの判断が働く。

新日鉄住金の株価は13時1分現在330円(△4円)
JFEの株価は13時1分現在2356円(△31円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)