年末のIPO、2日で8社集中に不安の声も

FOMCの結果待ちで手控えムードが優勢、国内ではIPOラッシュ
 18日の東京株式市場は、現地17日、18日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果判明を前に、引き続き手控えムードが支配する展開となりそうだ。また、IPO(新規上場)が4社集中することから、資金需給面での懸念も浮上している。一方、チャート面では5日移動平均線(1万5338円=17日)と25日移動平均線(1万5357円=同)がデッドクロスを形成したことも不安視されている。

 17日の東京株式市場は、前日の欧米株高を受けて買い優勢の展開。戻り一巡後は買いが手控えられる場面はあったものの、日経平均株価終値は、前日比125円高の1万5278円と反発。ただ、東証1部の売買代金は1兆7990億円と2兆円を大きく下回り、11月20日以来の低水準となった。

 ところで、市場関係者のあいだで話題となっていたのが、18日/19日の2日間でIPO(新規上場)が合計8社も集中すること。とくに、17日に新規上場した、和歌山県を地盤に戸建て住宅分譲、注文住宅などを手掛けるアズマハウス<3293.T>の値動きが予想に比べてやや低調だったこともあり、あす以降の集中上場を不安視する見方が広がっているようだ。アズマハウスは、カイ気配で始まったものの、午前9時16分と比較的早い時間に、公開価格(1600円)を10%上回る1760円で初値を付けた。その後はジリ安歩調を辿り、終値は1658円と初値を下回った。

 18日に新規上場するのは、中古住宅再生事業のイーグランド<3294>、機械・機械部品の設計開発アウトソーシング業務を提供するアビスト<6087>がジャスダック市場に、ビジネス・コンサルティング・サービスを提供するシグマクシス<6088>、建築家を活用した建物づくりの選択肢を提供するアーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>がマザーズ市場にそれぞれ新規上場する。

 そして、翌19日には、9年ぶりの再上場となる大型の足利ホールディングス<7167>を含む4社がさらに新規上場することになる。