【豪ドル】 RBAの豪ドル安誘導政策が続く

豪ドル/円はボックス下抜け
豪ドル/円相場は、1豪ドル=92~94円のボックス下限を下抜き、91円台中盤まで値位置を切り下げる展開になっている。豪経済指標は強弱まちまちの展開になるも、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてリスクオンの地合に一服感が広がる中、豪ドル売り優勢の展開になっている。対米ドルでは8月30日以来の豪ドル安水準を更新している。

3日に開催されたオーストラリア準備銀行(豪中央銀行)金融政策委員会の議事録が公開されたが、豪ドル相場について「不快なほどに高い」との見方が改めて示されている。「過去1ヶ月で下落したものの、依然として不快なほど高く、均衡の取れた成長の達成には一段と低い水準が恐らく必要になるとの認識で一致した」とされている。更に、「キャッシュレートの水準を維持することが賢明だ」、「経済背活動の持続可能な成長を支える上で適切であれば、追加利下げの可能性を排除しない」として、改めて緩和的な政策スタンスを示している。これまでの流れからは、サプライズ感は乏しい。ただ今後は、口先介入だけでなく実弾介入や追加緩和といった政策対応にステージを切り上げる可能性が高まる中、豪ドルを大きく買い進むことは難しい状況になっている。

FOMC後に再び株高圧力が強まれば、豪ドルに対しても押し目買い入ることが予測される。既に年内の主要イベントは消化した感が強まる中、再び主要国の株式相場に買い圧力が強まれば、豪ドル相場も上昇しよう。ただ、豪中央銀行が豪ドル安を強く志向した政策スタンスを採用する中、豪ドルの本格上昇は難しい状況になっている。

テクニカルでは、一目均衡表の雲下限(92.40円)を下抜けしている。92~94円のボックス下限も下抜き、基準線(92.92円)と転換線(92.73円)が抵抗線に。サイコロジカルは、前週の8勝4敗から5勝7敗に。14日RSIは38.09。

今後1週間の予想レンジは、90.50~93.00円。

注目イベント
【 オーストラリア】
12/18(水)11月ウェストパック景気先行指数

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12/18(水)11月貿易収支
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