どちらに転んでも…!?

想定していたよりも下押し…
※ご注意:予想期間は12月19日と表示されていますが、本日(18日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 ビッグイベントを控えた様子見ムードの中、“想定していたよりも下押しした”。そんな印象がある昨日の動きでした。

 東京~欧州タイムは概ね103円ライン付近で膠着していたものの、NYタイムに入るとNYダウ下落・米10年債上昇(利回りは低下)が顕著となり、これにつれる形でドル円は102円半ばへと下値を拡大していきました。

 「今回のQE(米量的緩和)縮小はない」が依然として大勢を占めているものの、「直近の米経済指標はQE縮小には十分な内容」との声も急速に台頭しています。このため縮小そのものだけではなく、声明およびその後の記者会見のいずれかで“想定外のサプライズ”が跳び出すリスクも噂されており、これが意識されたのかもしれません。もっともイベント前は「ポジションを一方向へと傾けにくい」こともあり、NYダウが切り返しに転じると、米10年債利回りも2.83%前半では底堅い動きに変わると、ドル円は緩やかに下げ止まって昨日の取引を終えています。
“現状維持”or“小幅ながら縮小”…?
 こうして本日は、いよいよFOMC本番を迎えます。最初のポイントは『QE縮小の有無』であり、「現状維持ならばドル売り」「小規模でも縮小すればドル買い」というのがファーストアクションとしては自然となります。

 ただし前記したように“現状維持”へ偏っている状況であることから、“前者のドル売り”は限定される可能性が少なくありません。特に次のポイントである声明もしくは記者会見において「次回FOMC(来年1月28-29日)では縮小」との思惑が台頭すれば、“ドル売りに急ブレーキ⇒すぐさま大きく反転”といった流れとなる可能性まで想定されるところです。

 一方で“後者”の場合は、「ポジティブサプライズ」と捉えられる可能性が高いといえます。もちろんこちらは「株式からの資金流出懸念⇒サプライズのNYダウ急落⇒リスク回避の円買い」というその次のポイントが懸念としてついて回りますが、“あくまでも小規模”とされる縮小では“リスク回避”にまで発展する展開は想定しづらいところでも有ります。
“材料出尽くし”は気になるが…
 もちろん“結果は水物”であり、決め打ちをわけにはいきません。またFOMC後にはクリスマス・年末が控えており、「“材料出尽くし”がポジション調整/利益確定売りを促す」といった可能性も残ります。それでも「どちらに転んでもドル買いで反応(少なくとも大きく下がらない)?」との見方への、期待は膨らむばかりです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.919(12/13高値)
上値4:103.626(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:103.377(12/13~12/17の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:103.209(12/13~12/17の50%戻し)
上値1:103.042(12/13~12/17の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス、大台)
前営業日終値:102.672
下値1:102.500(12/17安値、12/6~12/13の61.8%押し)
下値2:102.383(12/12安値、20日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:102.144(12/11安値、ピボット2stサポート)
下値4:102.000(大台)
下値5:101.805(ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:52 ドル円 抵抗・支持ライン追加