東京株式(前引け)=米株高と円安受けて大幅高

 19日前引けの日経平均株価は前日比249円高の1万5837円と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は15億2856万株、売買代金は1兆4385億円。値上がり銘柄数は890、対して値下がり銘柄数は708、変わらずは175銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが292ドル高と急伸したことを受けてリスク選好ムードが強まり、主力株中心に物色資金が流入した。注目されたFOMC(米連邦公開市場委員会)では量的緩和の縮小を決定したが、米株式市場は大きく買い優勢となった。証券購入の減額が小幅にとどまったことや、FOMC後の声明に、超低金利政策の長期化を示唆する文言がみられたことが背景にあり、同様の理由で東京市場にもリスク許容度が高まった機関投資家の買いが先行している。為替が一時1ドル=104円台に入るなど円安が進んでいることも追い風となった。しかし、全般相場の上値追いは先物主導の裁定買いによる影響も大きく、日経平均の上昇の割に東証1部値上がり銘柄数は全体の半分にとどまった。ただ、売買代金は前場で1兆4000億円と高水準に膨らんでおり、市場参加者の増加を反映している。
 個別では三井住友など大手銀行株が買われ、パナソニック、富士重なども買われた。ファーストリテが急騰、任天堂も大幅高となっている。このほかショットモリテが連日のストップ高、低位ではティアックも人気に。きょう10年ぶりの再上場となった足利HDは公開価格420円に対し451円で初値をつけ前引けも同値。一方、東京産が急落、東和薬品、大幸薬品も大幅安。クミアイ化、サニックス、ナイガイなども値を下げた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)