外為サマリー:1ドル104円前半の大幅な円安、QE縮小開始で円売りに拍車も

 19日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=104円11~12銭近辺と前日午後5時時点に比べ1円12銭の大幅な円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=142円26~27銭と同44銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は104円10銭台と2008年10月以来、5年2カ月ぶりの円安水準。米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小が決定されたが、「出口戦略に踏み切った米国と今後の一段の追加緩和も予想される日本とでは金融政策の方向性が全く異なる」(市場関係者)との見方から、円売り・ドル買いの動きが強まった。特に、「失業率が6.5%を下回り相当期間が経過するまでゼロ金利政策を維持する」との方針を打ち出したことなどが、市場の安心感を誘った。
 市場が注視する一大イベントを通過したが、「クリスマス休暇によるポジション調整の影響も限定的では」(同)との見方があり、新年に向けて円安基調が続くとの見方は多い。特に、この日から日銀金融政策決定会合が開催されており、あすは黒田日銀総裁の会見がある。日銀の政策に対する質疑も予想されるだけに黒田総裁の発言は関心を集めそうだ。 
 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.3665~66ドルと前日に比べ 0.0105ドルのユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)