日経平均、大幅高で3日続伸

個別銘柄への本気度は、やや疑問の一日
日経平均は、14時10分ごろ本日高値15891円まで上昇しましたから、このまま大引けにかけて引き締まっていくかとも、思われましたが、けっきょく横這いに戻ってしまいました。
ドル円がこの間、104円台に戻っていたにもかかわらず、日経平均は鈍い様子です。
このところ調整していただけに、このストレスからいえば、ふつうはこうした吹き上がりに際しては、売り抜けるという定石の判断をしてくる投資家も相当多いでしょう。
それによって、個別銘柄でも朝方の高騰に対して、伸び悩みから上げ幅縮小をしてしまったものも、多いようです。

本日飛び跳ねる銘柄に飛び乗るよりは、やはり明日以降、市場全体の興奮が醒めて、落ち着いたところで上がってくる銘柄を重視すべきでしょう。
朝から、急伸する銘柄や相場に飛び乗るようなフリッパー投資は、できれば避けたいところです。
全部が全部ということではありませんが、東証一部上昇率ランキング上位に、任天堂が入ってくるようでは、やはり指数先行であり、個別銘柄については、本日を見る限りでは、本気度というものが疑われます。

NT倍率は12.56倍と、TOPIXとの乖離がここもとでは最高水準をマーク。
これでは、相場の中身は、また実体を伴わないような代物だと考えざるを得ないでしょう。
昨日紹介しましたように、イベントドリブン型のヘッジファンドの買い仕掛けが図に当たったという本日のギャップアップ相場だったということでしょう。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(12月18日⇒12月19日)は上昇銘柄群が、34.4⇒47.3%。下落銘柄群が65.6⇒52.7%。
6色帯は、けっきょく「赤(上昇の崩れ)」から「緑(上昇)」へと再び改善。
日経平均現物・先物の「先読み」以降のトレンドは、25日足を明確に上回った状態で推移すると想定。
押しても、25日足までというイメージを抱かせてくれる形状となっています。
ドル円も基本同じです。
いずれも、25日移動平均線、5日移動平均線を昨日一気に抜いて、本日上方乖離してくれましたから、ここから週末、来週週初と、やや伸び悩むところがあったり、押し目をつくったりしたとしても、あまり値崩れしていくことにはつながるリスクは無いでしょう。
ポジションは、これで、明日以降、相場が落ち着いたところで、再びフルインベストメントで良いでしょう。

しかし、上がっているときには、下がることを、調整しているときにはボトムアウトを、いつも次の展開を想定しながら、ポートフォリオのメインテナンスをしましょう。
新興経済国家の趨勢
今後、来年前半は、今年の流れを引き継ぎ、先進国中心の動きなのでしょう。
ただ、連銀の政策がその後、利上げを模索し始める段階になりますと、今度は新興経済国家のファンダメンタルズがようやく好転するころと重なるはずですから、ドル円のドル上昇加速もその辺から鮮明になってくるでしょう。
逆にそれまでは、新興経済国家は、中国のみならずまだ多難な環境の中にありますから、米国経済の本格的な成長軌道驀進という流れがないと、復活するきっかけがつかめないでしょう。

足元では、豪州中銀のスティーブンス総裁が、従来の「苛立たしいほど豪ドルは高すぎる」という発言を繰り返していたところが、とうとう為替水準にまで言及するという口先介入を始めています。
直近では、対ドルで0.95では高すぎる、0.85くらいがちょうどいい、といったような発言で物議を呼びました。
ただ、口先介入にはしょせん限界がありますから、早晩実力行使として利下げに踏み切ってくる可能性も出てきています。