「底堅い動き」は継続…!?

上昇一服の昨日
※ご注意:予想期間は12月21日と表示されていますが、本日(20日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 “QE(米量的緩和)縮小”に伴う急伸に利益確定売りが入ったことで、昨日は「上昇一服」の展開でした。もっとも103円後半では「下値も堅く」、再び104円前半へ値を戻す「底堅い」動きも見せています。

 「底堅い」動きを見せた要因の一つは、2.95%手前へと一時上昇した「米10年債利回り(長期金利)」です。“QE縮小”に伴った“需給バランスの変化”に対する懸念は根強く、米国債売り(金利は上昇)が台頭しやすくなっているからです。ただしイベント終了による一服感が様子見ムードをもたらしており、上昇基調は継続ながらも、動きは鈍いものに留まっています。
 
 なお昨日発表された新規失業保険申請件数は3月以来の水準へと悪化、中古住宅販売件数は昨年12月以来となる低水準、そしてフィラデルフィア連銀製造業景気指数も7.0への上昇に留まるなど概ね弱めでしたが、特に材料視されることはありませんでした。
「揉み合い~やや下押し」が想定されているが…?
 こうして週末を迎える本日の展開ですが、基本的には「揉み合い~やや下押し」の間での揺れ動きが想定されています。

 欧米勢は本格的にクリスマス休暇モードに入ると見られ、「利益確定売りが再び台頭する」との懸念が拭えないからです。また本日は日銀金融政策決定会合が予定されていますが、現状維持が確実視される中で、一部からは追加緩和への期待感を囁く声が聞こえてきます。このため「期待外れに終われば利益確定売りに弾みがつく」との思惑も台頭しやすく、黒田・日銀総裁の記者会見が予定される本日夕方(欧州タイム序盤)には特に注意が必要と見られます。
ただし“クリスマス・年末”への思惑は“にわか上値期待”を抑制…!
 もっとも昨日も記したように、“クリスマス・年末を控えた調整”への思惑は、最も懸念される“にわか上値期待”の台頭を抑えています。このため逆に下値が支えられやすくなっており、昨日安値(103.78円)割れにあるとされているストップロスを絡めた下落の実現性はかなり低いと考えるのが自然となります。

 やはり「レンジが切り上がった」と考え、「底堅い動き」を続けつつ、場合によっては流動性低下をついた「年初来高値の更新」「105円ラインを窺い」の不意打ちまで想定しておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:105.185(08/10/8高値)
上値4:105.033(ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値3:104.698(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:104.451(ピボット1stレジスタンス)
上値1:104.351(12/18高値)
前営業日終値:104.205
下値1:104.000(大台)
下値2:103.780(12/19安値)
下値3:103.644(12/17~12/18の38.2%押し)
下値4:103.534(ピボット2stサポート)
下値5:103.425(12/17~12/18の50%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

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