日経平均、終わり値ベースで、年初来高値更新

大引け前、日経平均プラスに浮上
後場は底堅く推移し、12時40分、13時50分、14時55分と、かなり意図的な買いが入り、大引けは、けっきょく11円高とはいえ、プラスで終わることになりました。
ドル円は、株の大引け前に、いったん104.40円台から104.30円台に振らされたものの、大引け直後には一気に104.59円まで上昇するなど、かなり思惑が交錯する波乱の展開となっています。
日経平均現物の日足は、いわゆる上放れの「並び赤」ですから、伝統的な罫線理論では、翌日(来週火曜日寄り付き)で、高く始まりますと、大幅高の前兆ということになりますが、果たしてどうでしょうか。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(12月19日⇒12月20日)は上昇銘柄群が、47.8⇒62.9%。下落銘柄群が52.2⇒37.1%。
6色帯は、けっきょく「緑(上昇)」が2日連続となりました。
日経平均現物・先物・ドル円の「先読み」以降のトレンドは、しっかり25日足を上回る上昇想定。

ただ、ドル円については、RSIが逆行現象(ダイバージェンス)になってきていますから、目先注意が必要かもしれません。
一般的に言われているのは、105円ヒットで調整するのではないか、達成感が出てしまうのではないか、というものです。
実際そういう声が市場では多いようで、105円までもう射程距離という中で、意外にも楽観論は聞かれないようです。
さすがに105円にワンタッチすると、押しが入ったり、足踏み、調整を余儀なくされるのではないか、という慎重な見方のほうがやはり多いようです。
ともすると、こういう慎重な見方が多いときというのは、逆にじわじわと上値を突破していきかねないものです。興味深い局面です。
来週は海外ではクリスマス休場となるところが多いですし、3連休前ということで、本日は節税対策用の売りとしては、かなり最後のものが出ていたのではないか、と思われます。

<需給悪も25日まで>
証券優遇税制適用は、25日売買が最終ということですから、原則的にはそこまではまだ需給悪が続くということになります。
掉尾の一振は、過去、きわめて高い確率で発生していることから、25日までにいったん処分売りをするという場合、ある程度は返す刀で買い戻していくということを考えたほうがよいでしょう。
年末年始は比較的今回は長いのですが、不安要因はほとんど無いという前提に立ちますと、1月効果を控えて、多少は株を枕に年を越すという判断が妥当かと考えます。
内閣府の景気判断(24日)の観測
24日に、内閣府が12月の月例経済報告を発表いたしますが、デフレという表現を削除する方針を固めたことが、先日報道されていました。
政府も経済見通しに強気度を一歩進めるようです。
2009年11月にデフレ状態と認定して以降、4年2ヶ月ぶりにデフレの表現が無くなることになります。
今年8月以降、デフレ状況ではなくなりつつある、と表現していましたが、今回12月には、この表現をなくすという運びになりそうです。
問題の消費者物価指数は今年6月以降、プラスで推移。
変動率の大きいエネルギーと食料を除いた指数でも、10月には、08年以来5年ぶりにプラスに転じています。
まだデフレを脱却した、とは言えず(需給ギャップは、まだ-1.6%)、12月の月例報告では、「景気は緩やかに回復しつつある」という表現はそのまま据え置くと見られています。

これは、日経の報道ですが、やはり、来年4月の消費税導入前後で、日銀が政策発動をしてくる公算というのは、かなり低いかもしれません。
もちろん、金融市場に大きな異変が発生すれば、間髪いれずに打ってくるでしょうが、そういう事態にでもならない限りは、5月以降、少なくとも1四半期(3ヶ月)の指標チェックの上で、改めて判断を下すということになるのではないかと思います。