米長期金利急反落でドル売り強まる

休暇前のポジション調整の動きか
金曜日の海外時間には、米経済指標結果を受けてドル買いが強まる場面もありましたが、米長期金利が下落したことから全般的にドル売りが強まりました。

欧州時間、欧州株が上昇したことからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3660台まで、ユーロ円は142.70円付近まで上昇しました。しかし欧州株が上昇幅を縮小する動きとなったことからユーロがやや売り戻されました。この間ドル円は104.40円台を中心とした狭いレンジ内の取引きが続きました。

NY時間序盤、欧州時間終盤の流れを引き継いでユーロドルは1.3640台まで、ユーロ円は142.40円台まで下落しました。その後、発表された米・第3四半期GDP(確報値)が予想を大きく上回ったことから欧米株価が上昇する中、一旦ドル買いが強まって、ドル円は104.60円台まで上昇し、ユーロドルは1.3630台まで下落しましたが、米長期金利が急低下をはじめたことから全般的にドル売りが強まって、ドル円は104.00円付近まで下落し、ユーロドルは1.3710付近まで上昇しました。この間ユーロ円は142.50円台から70円台を上下していましたが、ユーロ買いが一巡して、ユーロドルが1.3660台まで反落すると、ドル円が103.80円台まで下げ幅を拡大したこともあってユーロ円は142.10円付近まで急落しました。

NY時間午後にはいってからは、特段の材料もない中、週末を控えて各通貨ペアとも小動きとなりました。

週明けのアジア時間は、クリスマス週、さらに日本が祝日ということもあって取引参加者が少なく薄商いとなっていますが、アジア株、NYダウ先物が上昇したことからユーロ買いが強まる場面がありました。

今日の海外時間には米・11月個人所得/個人支出、米・11月PCEコア・デフレータ、米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されています。

金曜日は米長期金利が急低下してドル売りが強まりましたが、米金利低下の原因は発表された経済指標結果などをうけたものではなく、クリスマス休暇前のポジション解消だったと考えられます。今週はクリスマス関連で各国の休日が多いことや、年末を前に休暇を取る取引き参加者が多いことから、動意ない相場が続く可能性もありますが、米市場は25日以外は通常取引ですので、NYダウと米長期金利の動きに強く影響された動きが続くと考えられます。