【ユーロ】 ドル/円と連動で年初来高値水準で日柄調整

ユーロ圏の指標強含みも、ドル/円と連動
経済環境が素直に好感され、ユーロ買い・円売り優勢の地合が続いている。クリスマス、年末・年始休暇を控えてやや値動きが鈍化しているが、特にユーロ買い・円売りポジションの解消を進めるような動きもみられず、年初来高値水準を維持している。

ユーロ圏サイドでは、既に年内の主要経済指標の発表は全て終わっている。12月ユーロ圏消費者信頼感指数は、前月の-15.4から-13.6まで改善している。依然としてマイナス状態だが11年7月以来の高水準に達しており、ユーロ圏経済の改善傾向が続いていることが確認できる。来年1月の独Gfk消費者信頼感指数は、前月の7.4から7.6まで改善している。こちらは07年8月以来の高水準であり、ドイツがユーロ圏経済を牽引していることが再確認できる。サプライズ感には乏しいが、ユーロ買いに対する安心感を強める程度の効果は期待できよう。特にユーロサイドの要因で、ユーロ高が是正される理由は見当たらない。

12月20日には日本銀行の黒田総裁が、月々の長期国債購入について「来年も現行ペースは大きく変わらず」との見通しを示した。「2%の物価目標実現に向けた道筋を順調にたどっている」として、特に追加緩和の可能性について踏み込んだ発言は聞かれなかった。ただ、当面は現在の強力な緩和ペースが維持されることが確認されたことは、円相場に対してネガティブに機能しよう。

テクニカルでは、一目均衡表の基準線(138.51円)との乖離拡大で過熱感が強く、ポジション調整のリスクが高まっている。基調は強いが、支持線として機能している転換線(141.94円)を完全に下抜くと、瞬間的に値が飛ぶ可能性もある。サイコロジカルは、前週の5勝7敗から変わらず。14日RSIは71.58。

今後1週間の予想レンジは、140.00~143.25円。

注目イベント
【 ユーロ圏 】
なし

【 日本 】
12/26(木)11月住宅着工件数
11/27(金)11月失業率
11/27(金)11月消費者物価指数
11/27(金)11月鉱工業生産指数