【豪ドル】 豪ドル安一服も、ドル/円の上昇には連動できず

日本の月例報告では「デフレ」の文言削除
豪ドル/円相場は、1豪ドル=92~94円水準で揉み合う展開になっている。前週は一時91.08円(12月18日)まで豪ドル安・円高が進む動きも見られたが、新たなトレンドを形成するには至っていない。概ね10月中旬以降のボックスを継続する展開となり、明確な方向性が打ち出せていない。

米連邦準備制度理事会(FRB)が来年1月から量的緩和の規模を縮小することを決定する中、17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)直後には対米ドルで豪ドル安が進行する場面も見られた。ただ、その後は特に目立った値動きはみられず、逆にドル高・円安につられる形で豪ドル/円も地合を引き締めている。既に豪ドルサイドでは年内のイベントは消化した形になっており、決め手に乏しい。中国の短期金融市場に混乱が見受けられることが警戒されるが、リスクマーケット全体の地合を悪化させるようなレベルには到達していないことで、特に資源国通貨が大きく売り込まれるような状況にはなっていない。引き続き中国発のリスク回避の動きには注意が必要だが、中国当局がパニックを招かない程度の金利コントロールを維持できるのであれば、豪ドルの独自要因から豪ドル安が進むリスクは限定されよう。

一方、日本政府が24日に公表した12月の月例経済報告では、4年2ヶ月ぶりに「デフレ」の文言が削除された。デフレ脱却の認定は先送りされているが、インフレ環境は引き続き円相場にネガティブな環境にある。今年は海外ファンドの日本株買い・円売りポジションが来年に持ち越される可能性が高まる中、豪ドル/円の上値は重いものの、大きな値崩れは回避できそうだ。

テクニカルでは、一目均衡表の雲下限(93.38円)が抵抗線になる。同水準を突破できれば、雲上限(93.72円)、94.00円を試すことになる。逆に支持線は転換線(92.11円)となる。サイコロジカルは、前週の5勝7敗から7勝5敗に。14日RSIは51.78。

今後1週間の予想レンジは、91.50~93.50円。

注目イベント
【 オーストラリア】
なし

【 日本 】
12/26(木)11月住宅着工件数
11/27(金)11月失業率
11/27(金)11月消費者物価指数
11/27(金)11月鉱工業生産指数