<話題の焦点>=東京~金沢が80分短縮、北陸新幹線で恩恵大の建設に注目

 9月中旬にJR東海<9022.T>が、リニア中央新幹線の詳細なルートと駅の位置を発表したことで、リニア中央新幹線銘柄が賑わったことは記憶に新しいが、その開業は2027年と14年も先のことである。その前に注目しておきたいのが15年春に長野駅~金沢駅間が開業する北陸新幹線だ。

 北陸新幹線は、東京駅を起点に長野駅や金沢駅、福井駅を経て新大阪駅に至る約700キロメートルの路線。1997年10月に先行して高崎駅~長野駅間が開業したが、15年春には長野駅~金沢駅まで延長される。国土交通省は12年6月に金沢駅~敦賀駅間の新規着工を認可しており、今後、沿線地域への恩恵も高まりそうだ。

 北陸新幹線の長野駅~金沢駅までの延長で、東京駅~金沢駅間はこれまで約3時間50分かかっていたのが、約2時間30分へと約80分も短縮される。東京~金沢間の移動は航空が6割、鉄道が4割程度のシェアを持つとされるが、利便性から鉄道へのシフトが進むと見られる。石川県では約120億円の経済効果があると見込まれており、消費の拡大や企業の進出、それに伴う雇用拡大、人口の増加などによる地域活性化が期待できる。特に建設会社の恩恵は大きいとみられる。

◆北陸新幹線で恩恵を受けそうな建設会社

安藤ハザマ<1719.T>  トンネル工事に強み。大型商業施設などの実績も多い
鉄建<1815.T>     JR東日本と関係の深い建設会社。駅舎、商業施設も
東鉄工<1835.T>    JR東日本向け鉄道土木会社。路線工事、軌道保守、駅舎なども
熊谷組<1861.T>    トンネル工事に強み。商業施設、マンションなども
植木組<1867.T>    新潟県地盤の中堅建設。沿線活性化で工事量増加に期待
矢作建<1870.T>    東海地方を地盤とする建設会社。コンクリート剥落防止に強み
福田組<1899.T>    新潟最大規模のゼネコン。沿線活性化で工事量増加に期待
日リーテック<1938.T> JR東日本向けを中心とした総合電機設備工事が主な事業

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)