<私の相場観>=東洋証券・投資情報部ストラテジスト 土田 祐也氏

 日経平均株価は12月第4週に約6年ぶりの1万6000円台を回復する強調ぶりをみせたが、裁定買いに伴いファーストリテイリング<9983.T>を筆頭とする指数ウエートの高い値がさ株がややいびつに買い進まれており、その反動も意識される場面だ。新年相場は基本的には強いとみているが、先物を波乱要因とするボラティリティの高まりが、下値リスクに反映される可能性も念頭に置いておく必要はあろう。

 外部環境では為替の円安が心強い追い風要因だが、自動車株など本来であれば感応度の高いセクターの株価が意外と鈍い。ただ、これについては、1月下旬ごろから始まる13年度第3四半期決算発表で増額期待が高まれば、水準訂正余地が改めて膨らみそうだ。

 また、内需では訪日外国人増加なども背景に百貨店株や、PB商品の販売拡大に加え、コーヒーなどファストフード業態に食い込む経営が功を奏しているコンビニ株などが注目される。当面の日経平均のレンジは1万5500~1万6500円。下にオーバーシュートしても12月のSQ値である1万5300円どころが岩盤とみている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)