大引け16000円台死守して終わる

日経平均、ほぼ高値引け
ドル円は朝方と違って、逆に通常よりも上下のブレが非常に狭くなりました。
そうした膠着が続いた後に、じりじりとレンジを引き上げているように見えます。
大引け段階では、104.30-40円のレンジで動いています。

日経平均は、大引け前15分でにわかに買い気が増大して、ほとんど高値引けです。高値と55銭の差しかありません。
ただ、やはり本格的な買いというよりは、売りが後退したこと、買い拾いの動きが出始めていることで、辛うじて上昇しているという程度です。
物色も、年末特有の低位株物色が鮮明であり、土建株もその範疇で買われているのでしょう。
外人が積極的に買っていると見るには時期尚早のようです。
多少値上がり銘柄数が増えたものの、最終的にはやはり値下がり銘柄数が上回っています。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(12月24日⇒12月25日)は上昇銘柄群が、63.4⇒58.9%。下落銘柄群が36.6⇒41.1%。
6色帯は、けっきょく「緑(上昇)」が4日連続となりました。
日経平均現物・先物・ドル円の「先読み」は、基本的に25日足を確実に上回った状態で推移する想定です。
大引け後、日経先物はけっきょく16110円という、「ないとこ引け」で終わりました。
これで、先物は現物より、100円上で最初から下駄を履いたことになります。
今晩、米国市場は休場ですから、基本的にはこの先物100円高が明日のベースになってくるわけです。
どうやら、先高感が強まってきているようです。いかにも仕掛け的なものを感じます。

<先高感とNT倍率>
NT倍率は、後場に入ってさらに拡大。
12.73倍と、前場のこれまでの記録だった12.69を超えました。
取りあえず、大引けぎりぎりで、16000円の大台に乗せて終わったということは、それなりの先高感を演出したい向きがあるということでしょう。
なにしろ、日経平均は先般も指摘したように、RSIがダイバージェンス(逆行現象)ですから、いつ調整してもおかしくないのですが、あるていどピッチが上がって過熱感を、市場参加者が肌で感じるようにならないと、調整には陥らないのでしょう。すべて行過ぎなければ、終わらないのが相場の常です。

本日は、上海と東京くらいしかまともに開いていないので、外部環境や材料によって動くのではなく、あくまで東京市場の実需によって動いた一日といっていいでしょう。
したがって、なにも足を引っ張る材料がなければ、自然体では上がる相場の性質を持っていると考えられるのではないでしょうか。
米国の資産買い入れ規模の縮小スケジュール
米国の来年度の趨勢については、QE3の終焉ということになったとして、これで支えられていた分が剥落するわけですから、それをカバーできるだけの成長性があるかどうかにかかっています。
これは未知数です。
したがって、この点に不安があれば、連銀は買い入れ資産の縮小のペースを落とす判断をするでしょう。

今のところ、1月のFOMCを皮切りに、100億ドルずつ、FOMCごとに縮小させていくことになるわけですが、都度、FOMCでこれを判断します。
全部で9回ありますが、順調にいけば8回で終了することになります。
とくに来年は、フィッシャー副議長(ということになっています)と、フィッシャー・ダラス連銀理事の、二人の「タカ派」によって、もっと縮小のペースが上がるのではないか、といった懸念も取りざたされていますが、これも、上述の景気動向との兼ね合いですから、そう簡単ではありません。

縮小規模を200億ドルに引き上げるという可能性は、もちろん無いわけではありませんが、連銀は敢えて景気の腰を折るリスクを取るとも考えられませんから、よほどの経済成長や過熱化が出てこない限りは、このイエレン次期議長が選択するとは思えません。

従い、スムーズに行って、上記のように年内で大方買い入れ縮小を終えるというペースでしょう。
これが、けっきょく、2015年に利上げをスタートするという想定の大前提になっているわけです。